バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

酒井駒子さんの『森のノート』が美しくて好きだ。

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なんでもない日常をつらつらブログに書いていたら「私とは見えている世界が違う」と言われたことがある。その一言がずっとどこかに残っていて、他の人が見ている景色を覗き見れたら良いのにと思うことがある。

酒井駒子さんの『森のノート』を購入した。

私はブログの中であまり「うっとり」という言葉を使わないのだが、この本を開いたら「うっとり」以外の言葉が思いつかなかった。

美しいのだ。絵も文も構成も。

この本は36の作品が収められているのだが、それぞれに絵と文章が添えられている。酒井駒子さんの絵が素晴らしいのは言わずもがなだけれど、文章もまた不思議な世界観で惹き付けられてしまった。

本を開くと、異世界へ行ったような気分になり、ふぅっとため息が出てしまう。

忙しい日々が続くと、心も荒み、穏やかに動く術を忘れがちになってしまうのだけど「森のノート」は私を現実からほんのひととき切り離してくれる。

 

いつも無駄な苛立ちは減らしたいと思っていた。

無駄な争いもしたくないし、できるだけ人に優しくありたい。

 

私の心はまだまだ上がったり下がったり忙しいけれど、好きなものに触れて、ただ真っすぐのびていきたい。いや、願望ではなくそうしていくと今、決めた。

 

森のノート (単行本)

森のノート (単行本)

 

 

 

少しだけ自信が持てる私の特技

私はずっと子育てには自身がなく、なんとかその日その日を過ごしているのだけれど、そんな私でも「ここだけは負けないのではないか?」と思っていることがある。

それは我が子の性格と行動パターンを読み取ることである。

娘は10歳、息子は14歳、いずれにせよ、10年以上は一緒に過ごしてきている。生まれた時から私ではない「個」であることを意識し、私の考え方ではなく、娘と息子の考えること、動きなどを常日頃から観察するようにしてきた。それによって私が得た特技は、こども達が探し物をしている時に「あなたは普段こういう動きをするから、あの辺にある可能性が高い」と言い当てることであった。

「前日にあそこに座っていたから、あなたならここに置くだろう」

最近はかなりの確率で当てまくっていて、自分でも驚いた。

もしかしたら、皆さんできることかも知れないなぁと思いつつも、私にとっては少しだけ自信がつく出来事であった。

 

***

数日前、息子が勉強している際、床に消しゴムが落ちていた。消しゴムを拾うように伝えたら「これ、今使ってない消しゴムだから、今は必要ないんだよね」と息子が言った。

「それなら、そこの引き出しに入れておいて。娘ちゃんがよく消しゴムなくして慌てるからさぁ」

何気なく言って、引き出しにしまった消しゴムのことをしばらく忘れていた。

今朝、娘が出がけに「消しゴムがないっ!」と慌てだした。

あ、この時がきたっ!とばかりに、私は「娘ちゃん、遅刻するから、消しゴム探しは帰って来てからにしよう。とりあえず、そこの引き出しにある消しゴムを持って行きなさい」と言えたのだった。

 

 

 

 

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この夏、古本屋「ぽらん」さんで購入した本。

 

 

いちじくのケーキを焼いた。

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いちじくをたくさんもらったのでいちじくのケーキを焼いてみた。

ネットにたくさんレシピがあったので、家にあるものでできそうなレシピを参考に作った。概ね、問題なかったけれど、焼き時間が思ったより必要だった。フレッシュいちじくは焼くと水分が出るのだが、私が欲張っていちじくを入れたせいかレシピの時間通りだと、まだケーキ表面に乗せたいちじくの水分が飛びきっていなかったのだ。

時々様子をみつつ、水分が飛ぶくらい焼き時間を調整した。

最終的にできたものを食べたら、いちじくの水分がちょうどよく飛んでおり、味がぎゅっと濃縮されていて美味しかった。

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ベースのケーキはよくあるパウンドケーキの分量なんだけど、いちじくの酸味と甘みがほどよくて美味しい。

いちじくの特徴であるぷちぷちした食感も楽しめるのでとても気に入った。

これならまた作ろう。

 

このケーキを作るにあたり、卵白でメレンゲを作った。手でメレンゲを泡立てるのは大変なので、ハンドミキサーを使ったのだが、箱にPanasonicとnationalの両方の名が記されており、このハンドミキサーも年代物になられましたかーそうですかーと思いながら泡立つメレンゲを眺めていた。

 

 

参考にしたレシピ:

cookpad.com