バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20200308


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どうにか乗り切ろうと懸命に仕事をしていたのだが、ある人の理解しがたい行動があり、やるせなくなった。怒りなどはない。怒りのない理由のひとつは私がそれ以上に考える物事があるからで、もうひとつは私よりも私の置かれた立場に怒りを表す人がいてくれたからだ。その現実だけでもうなにもいらないと思った。

いつも自分の思いが人に届かない場合を想定している。身近な人は私の話を親身に聞いてくれ、寄り添ってくれるけれど、それはバイアスがかかっていると思うのでフラットな意見が欲しかった。先日、ある考えについて初対面の方に話す機会があった。話をしたことにより私の考えは一般的に通用するものであると自信が持て、少しだけ気持ちがラクになった。話を終えて「お話下さる壮絶とも言える内容にたいして、今のあなたは穏やかな表情ですね」と言われた。

「こうして話が出来るまでに時間がかかりました。心を整え、もう揺らぐことがないので進むだけです」

相手はにっこりと微笑んでいた。

寺尾紗穂さんのニューアルバム『北へ向かう』を購入した。とても良い。私が身につけたいと思っている「強かさ」と「しなやかさ」があるように思えた。

車の中で聴いているとき、遠くに見える鈴鹿山脈にうっすら積もった雪が光に照らされて綺麗だと思った。

ああ、私は上を向いて進んでいるのだと実感できた。

 

 

北へ向かう

北へ向かう

  • アーティスト:寺尾紗穂
  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: CD
 

 

 

 

20200301 ~さあ、歩いていきましょう。

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年が明けてからすでに2ヶ月が経過した。

昨年のブログを読むとわかるのだが、書いてることがあまり明るくなくて、もがいてることが自分でもよくわかる。

今、何かの結果を残した訳でもないのに気持ちが少し軽くなっている。この先、何処へ向かっていけば良いのか、また、そこへ向かうべき私の心が整ったのだ。

夏頃、「本の会」や「音楽の会」でお世話になっている『ひびうた』で、代表の方と話していたら「ああ、今は少し休憩されているんですね」と言われた。

「うん、そうか。私は少し休もうとしているのか」

誰かに言われたことで、自身を客観的にとらえることができた。同時に、いずれは歩かなくてはいけないと思った。

人のいる空間に身をおくこと、言葉を発すること、笑うこと、考えること、音楽に混ざった雨の音を聴くこと、風がすり抜けるような何気ないものの中で、私はずっと自分の心と対話していた。

心が弱くてなかなか歩めずに数ヶ月経つと、焦りも出てきた。自分を落ち着け、1つでも前に進んだと感じられるように秋にはお酒を飲むのをやめた。別に何でもよかった。ただ、自分を律していると思いたかっただけだ。人に言われるくらい生きるのが不器用なので、少しでも強い心を作りたいと思った。

おそらくここから、もう少し自分を追い込むことになるのだろう。そうなる覚悟をするために私は「休憩」したわけだし、それに耐えうる心を今は持っていると思っている。

 

しばらくの間、一緒に笑ってくれた人達と会わないと思う。

だって、心が弱いから楽しくしてしまうと、心がぐらぐら揺れてしまうもん。

写真などでは残せないような、私の中にある楽しかった記憶が私を支えてくれると思うし、本当に「やばい!」と思ったら揺れる心とか言ってないで、皆のところへ行ったら良いのだろう。

 

さあ。

歩いていきましょう。

 

 


https://youtu.be/9wxRG054Y5s

 

 

20200221

観覧車を眺めた。

鉄骨で組まれた隙間をを流れていく風が見えるような気がした。

ひんやりとした風。

ストーブで温まった頬に触れると気持ちよく感じるひんやりとした風。

かき氷を食べたときに口の中を駆け巡るひんやりとした風。

夏の縁日で一本漬けのきゅうりをかじった歯に伝わるひんやりとした風。

木枯らしが吹いて身震いをし、思わず手をポケットにしまったひんやりとした風。

こたつで丸くなって暖まっているときに、キミがこたつへ入ってこようと布団を開けた隙間のひんやりとした風。

暖房のきいたお店を出て車へ向かうのに、思わず小走りしてしまうひんやりとした風。

手が震え、すうっと流れる涙を通り過ぎるひんやりとした風。

笑っている顔と暗い心の間を行ったり来たりするひんやりとした風。

 

今日もひんやりとした風。

 

 

***

キッチンに備え付けのスパイスラックがあるのだが、使用していなかったため、ガチャで取れたモノたちを並べて飾っていた。

ある日、帰宅したら娘が並べ替えていた。

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どんなストーリーなんだろう。

トン(猫)がえらそうにしていることだけはわかる。

メタモン……やる気なし。


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 これは…!

倒れているのはコックカワサキ

もたねこに驚かされたのか、はたまた殺人事件か?

 

 

日々の小さな笑いは至るところに存在していて、私がそこに気づける目を持っているかどうかだけなのだと思う。

狭くなりがちな視野を広げて。

もっと遠くまで見えるようになりたい。