バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

本屋さんを巡る

年末年始は実家に帰省していたのだが、帰省した翌日は1人で本屋さん巡りをした。 年末は時短営業も多かったため、楽しみながらも最後まで時間と戦い続けた。もちろん、昼食を取る時間などない。こういった時だけ体育会系気質がでるのは性分なのだろう。 結局…

20191212 ~幻想を抱かない

例えば。 誰かに告白されてお付き合いしたとする。相手は好意をもってくれたからこそ、告白してくれたと思うのだがしばらく経ったあと「もっとお淑やかな人だと思いました」とフラれたとする。これに近いことを昔、よくされていた。大方、「一目惚れです」と…

島田潤一郎さんトークイベント『古くてあたらしい仕事と音楽』へ行ってきました

CAFEめがね書房さんで行われた夏葉社、島田潤一郎さんのトークイベント『古くてあたらしい仕事と音楽』へ行った。 CAFEめがね書房さんは家からそれなりの距離にあり、行こうかずっと迷っていたのだが、息子に話したら「行ってきたらいいよ!」と言ってくれた…

20191118 ~準備

何日か書くことをサボっていたらどこから書いて良いのかわからなくなった。この間に一箱古本市に出店し、寺尾紗穂さんのライブへ行き、行きたかった雑貨屋poeにも行き、本の会にも参加した。 こたつを出して暖かさを感じ、私が2週間前に購入したゴジュウカラ…

20191106 ~明日へ

朝。眠ったままの頭で重い体をなんとか動かし、洗濯物を干そうとベランダへ出た。 寒い。私が思っていた以上の冷気が体に纏わりついてきてぶるっと震えた。吐き出した息は白く、時間とともに空気中に消えていった。 私は季節の中で秋が一番好きなのだが、今…

伊勢河崎一箱古本市 2019

10月27日、伊勢河崎一箱古本市が行われた。 前回までは友人が出店しているところに自分の箱を少し置かせてもらって販売していたのだが、今回は個人として出店することにした。私の性格上、何の知識もなく出店するのは難しかったと思うので手伝わせてくれた友…

磨く

久しぶりに自己嫌悪に陥っていて、なんだか吐きそうなくらいになっている。なんというか、いつまで経っても人間的に成長できない自分に呆れている。 ここ数ヶ月、自己を磨くことを意識して過ごしてきた。暗いトンネルから出て、必要な空気を吸い、「さあ、こ…

20190915 ~「本の会」 セウォル号事件、3.11以降の文学について話しました

ひびうたで行われた「本の会」に参加した。先月に続いて2回目である。書いていなかったが、こないだ「音楽の会」にも参加した。もう、ひびうたへの道順もだいぶ迷わなくなった。 今回、私は「ヒキガエルがいく」を紹介しようと決めていた。だが、この本を紹…

20190909 ~作ってもらった本棚が素敵なのです

「この壁一面を本棚にしたいの」 私が発した無茶ぶりな一言を受けて友人がDIYで本棚を作ってくれた。 まさかDIYするとは思わず、うわー過酷な道を選んでくれて!と思ったが、私たちの意見を取り入れようとしたらDIYが一番良いと判断してくれたのでは?と出来…

20190831 ~満員電車がイヤだったから

学生の頃、満員電車が息苦しくなってそのまま授業をサボったことがある。降りたのは新宿で、東口から出てぶらぶらと歩き伊勢丹へ行った。別に目的があって伊勢丹に入った訳ではなく、何にも考えたくなかったからとりあえず大きなデパートに自然と足が向いた…

20190812 ~好奇心のかたまりだから

帰省してゆっくりしている。ハン・ガン「回復する人間」を読んでいるのだが、まだ半分しか読んでいないのに何とも言えない気持ちになっている。私の心の開けていなかった幾つかの引き出しのひとつを開けてしまったようだなって思っている。回復するのは大変…

寺地はるなさんの「夜が暗いとはかぎらない」を読みましたが、感想ではなく思い出話を書きました。

私が住んでいた街のデパートより小規模の商業施設の屋上でヒーローショーが行われるというチラシが新聞に挟まれて家に届いた。兄が「行きたい!行きたい!」と親にせがんだため、私も共にヒーローショーへ行くことになった。 商業施設の屋上は3分の1程度が…

かがくのとも50周年記念特設サイトが面白い!

福音館書店が月刊科学絵本「かがくのとも」の50周年記念して特設Webサイトをオープンした。 このサイトが非常に面白い。 www.fukuinkan.co.jp まず、 山中伸弥さん、福岡伸一さんの特別エッセイでわくわく感が高まり、アーカイブで600冊を超えるバックナンバ…

20190415 ~鳥のように見渡す

桜も散り、葉が目立ち始めた。 街中でパトカーとすれ違うたびに春の交通安全運動なのだなと思う。選挙の立候補者が「本人」というたすきをするようになったのは最近のことなのかしばらく周りが見えていなかった私にはわからない。 読みかけのまま置きっぱな…

2019.1.20 ~うごく

新たな年を迎え、何日かは華やかな雰囲気に酔いしれていたけれど、仕事が始まると数日後に控えたイベント準備でばたばたと動き回った。イベントが終わった今はもう1月の趣さえ忘れかけ、ぼやっとしながらこの文章を書いている。 Twitterに書いたけれど、今年…

20181104 ~雪子さんの足音

音のない、しとしとした雨の降る中図書館へ行った。図書館へ行くのは久しぶりだった。車を駐車場にとめ50mほど先にある入り口まで小走りするか、傘をさすかで迷ったが、本がぬれても困るので傘を手にとりゆっくり開いた。玄関はぬれていて滑るため、そこだけ…

20181101

朝晩は冷え込むようになってきた。毛布に包まれた体の重さを感じつつ、寝返りを打つ際もモソモソと毛布の中で芋虫のように動く。夏であればお腹を冷やさぬようにとタオルケットは使うものの寝返る動きは大振りで大胆だ。 夜の音は夏ほどの賑やかさはなく時々…

伊勢河崎一箱古本市

日曜日に伊勢河崎で行われた一箱古本市へ行った。 昨年は雨が降ったため、室内での開催となったが今年は晴天で穏やかな日であった。勢田川沿いに20以上のお店が並ぶ。そのうちの1つは友人が出店しているため、私も少しだけ本を置かせてもらった。 主に絵本を…

封筒地紋を眺めているだけで時間が過ぎていく

目白にある「ポポタム」さんで地紋総合研究所さんの『封筒地紋』を購入しました。 そもそも「封筒地紋」とはなにかと言うと、封筒の内側に印刷された文様です。請求書など機密性の高い書類をおさめる際、内側に地紋を印刷することにより、外側からの判読を防…

寺地なるなさんの『大人は泣かないと思っていた』を読みました

私が生まれ育ったところは大きなビルなどはなく、どこにでもありそうな平凡な街であったのでずっと「自分が住んでいるところが『田舎』というものだ」と思っていた。 だが、実際にはただの中堅都市で、本当の田舎に住んでいる人に言わせれば困らない程度にお…

2018.6.25

考えることが多すぎて、適切な言葉がみつからないままこの記事を書いている。「考えること」は今日知った衝撃的な事件のこともあるけれど、もっと身近なこともあってまだ私の中でまとまっていない。 というか、進むべき方向はすでにわかっているのだけれど、…

本のある風景

三月の終わりに名古屋へ行った。 一番の目的は三月末で閉店したメルヘンハウスへ行くことだった。私は関東で生まれ育ったのでメルヘンハウスへ行ったのは現在の住まいへ越してからのほんの数回程度であるけれど、温かく居心地の良い場であることはすぐに感じ…

梅のど飴のようだった

「飴をなめたのって本当に久しぶり」 お姉さんはもらったマスカット味の飴の袋の端にあるギザギザをきれいに縦に裂いた後、緑色をした飴を口に放り込んで言った。そういえば私もそんなに飴を舐めない。冬は喉がいがいがするからのど飴をなめるけれど、春から…

自由に本が読めるので。

現在、放送されている「越路吹雪物語」を見ている。越路吹雪に興味があるわけでも出演者に興味があるわけでもなかったが、前クールの「トットちゃん!」の流れで今回も見始めたら思ったより面白くて毎日楽しみにしている。私は月丘夢路役の早織さんの雰囲気…

寺地はるなさんの『架空の犬と嘘をつく猫』を読みました

寺地はるなさんの『架空の犬と嘘をつく猫』を読んだ。 「嘘吐き」の家系の羽猫家――3人目の子供を亡くしたことを受け容れられず空想の世界で生きる母、愛人の元にすぐ逃げる父、それの全てに反発する姉、そして、思い付きで動く適当な祖父と、比較的まともな…

大人の科学マガジン「小さな活版印刷機」を使ってみました☆

大人の科学マガジン「小さな活版印刷機」を購入しましたー。 大人の科学マガジンの付録が活版印刷機との情報を得た時にすぐに予約して手に入れることができました。眺めているだけでもテンションが上がりますが、やっぱり印刷してみないことには楽しめないの…

「ホオミャア」

「うち、ピンクの髪やからすぐわかると思うねん」 その昔、某音楽サイトで知り合ったナツコと会うことになり、顔をみたことがないのにわかるかしら?と尋ねたらそう言われた。実際に会ってみるとナツコの髪は確かにピンクだったけれど、ビビッドな色を想像し…

移り変わり

津の大門で行われた「津ぅのドまんなかブックテラス 」へ行った。 メインは一箱古本市だったので、ぶらぶらしながら絵本を物色し、スズキコージの「エンソくんきしゃになる」を購入した。「記名があるので10円でいいですよ」と言われ10円を支払った。エンソ…

寺地はるなさんの『みちづれはいても、ひとり』を読みました

寺地はるなさんの『みちづれはいても、ひとり』を読んだ。 結婚はしているけれど、子供はいない。しかも夫と別居中で、ちょっと前まで契約社員で今は職を探している弓子39歳。 男とすぐに付き合ってしまうけれど、二股をかけない、既婚者とは関係を持たない…

2017.9.26 ~金木犀の香りに惑わされて

バナナケーキ(チョコとクルミ入り)を焼いたのだが、できあがりがいまいちだった。チョコがしつこかったような気もするし、全体のバランスがあんまりよくない。まあ、そこそこは美味しいのだけれど。 次はジンジャーケーキあたりのもう少しさっぱりした感じ…