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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

映画「あかぼし」を観た。

「観たら良いよ!」とオススメされ、とっても良さそうだったので
映画『あかぼし』を観てきました。

http://akaboshi-movie.com/

東京郊外に普通に暮らしていた家族。
ある日、夫の蒸発がキッカケで妻は精神的バランスを失い
とある新興宗教にのめりこんでいく。
その新興宗教は勧誘活動があるのですが、五年生の息子を連れ立って
勧誘に行くのです。。

昔、私の家にも似たような家族が来たことを思い出しました。
子どもが前に出て「話を聞いてください」って言うの。
小学生だった私と変わらぬ年齢の子が言うセリフがしっくりこなくて不思議でした。
映画を見ていくうちに、その頃の情景が鮮明に思い出されぞわぞわしました。

精神的バランスを失った母はとてもこわかった。
もうすがるものが宗教活動でしかなく子どもが見えてない。
その子どもは母の顔色を伺いながらも、自分にできること、
例えば勧誘活動のセリフの練習を一生懸命したりしちゃう訳です。

母親役の朴璐美さんと息子役の亜蓮さんはすごすぎますね。

この親子は母が38歳で息子が小学五年生の設定なんだけど
自分に近すぎて色んな場面で考えてしまう。
手を紙で切ると傷口浅いのにピリピリ痛いってあるじゃないですか?
あれを何回もされてる感じ。
少しずつ少しずつピリピリ痛む。
親の立場でいると、親の権限を振りかざしたり
理不尽なことを息子に言ってしまうことなんてざらです。
後から反省してものすごく苦しくなるなんて一度や二度じゃないし。
「あ、今、私の顔色見てるのかな?」って思えた時の罪悪感たるやハンパないです。

映画を観た後に「良い映画だった」という感じの映画じゃないかも知れない。
だけど、必ず何か見えてくる映画なんじゃないかなと思います。

新宿のK's cinemaさんで8月30日まで上映してます。
残念なのがレイトショーのみで20時30分開演なんですよ。
私と同じように母の立場の人が観るには時間が厳しい。
終わると23時ですし。

上映後、吉野監督がすぐそこにいらっしゃったので、
話しかけたかったのですが電車の時間が気になって出来ずじまい。
子どもを預けて行ってるだけに「帰れなかった!」なんてシャレになりませんから!(笑)