バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

あいちトリエンナーレ2013〜長者町・納屋橋

腹ごしらえをした後、長者町へ移動。

まずは奈良美智さんも参加されてるTHE WE-LOWSから観ました。
手前がカフェになっていて、カレーの良いにおい。
食べたばかりなのに「いいにおいするね」と子どもとこしょこしょ話しながら、食事している人の後ろを通って奥の展示へ。
素敵な空間。グループ展の良さですね。和気藹藹。

そして2階へ。
山下卓也さんの作品が展示されてました。
三重県出身の方のようです。
ネットオークションに出品されてる商品の「うしろから見た画像」がたくさん貼ってあるの面白かった。
写真撮り忘れたけど(笑)

こっちは写真撮ったよ。


《雨に散る油 feat.横浜の》
暗闇にブラックライトで浮かび上がるこの子達はこどもの心をガッチリ掴んだようです。
「ねえねえ、ちょっと変な○ッ○ーマウスがいるよ!」って。。
山下さん、すみません・・・

このビル、とても古いビルで階段の傾斜もきつく、子どもが「こわ〜い」と
ちょっとしたアトラクション気分で登っていた訳ですが、なんと3階からは入場規制入ってて(混んでるとかじゃないよ。おそらく危ないから)わおっ!とテンション上がりました(笑)

そんな3階へ。
ケーシー・ウォン。
なんですか、この方は!ユーモアの塊ですね。
リンク先にあるようにスカイスクレーパーの着ぐるみを着て、
世界各地で写真を撮ったのが飾ってありました。
その着ぐるみもあったけど、だいぶお疲れな感じでした。。
《鳥と魚のための尖閣諸島/釣魚島》は子どもの心ガッチリ系です。
ヤフーに画像ありましたので貼っておきます
http://blog.map.yahoo.co.jp/archives/20130906_triennale.html

続いて4階へ。
菅沼朋香さん。
「まぼろし喫茶」おおっ、昭和な雰囲気。
たぶんソントンさん好きそう。てかその辺にソントンさん落ちてそう(笑)
オシャレカフェも好きですが、こういった趣のある感じは心地よい。
このビルの窓から外を眺めたら、町全体が趣があってよろしい感じでした。

このビルを後にして次は斜め向かいにある中部電力の本町開閉所跡地へ。
ここはNadegata Instant Party(http://nadegatainstantparty.org/)が
架空の特殊撮影スタジオ[STUDIO TUBE]を開設した設定でストーリーが進んでいました。
普段歩かない外壁工事の足場のような上を歩いて行くのが子どもは楽しかったみたいです。
チープでいてみんなが楽しく参加されたような映像はかえってグッときましたよ。

ここからは長者町を楽しみながら散策です!

シュカルト。
メッセージ性が強く、ものすごく掴まれる人とそうでない人に分かれる気がします。
ですが、お姉さんが「引っ張って遊んでね♪」と満面の笑みで子どもに薦めた
植木鉢や自転車のホイールを引っ張るヤツは楽しかったです♪

***
余談ですが、子どもが産まれた時に「やっぱり最初に与えるなら木のおもちゃがいい!」と値段を気にしながらもいくつか購入して遊ばせてました。
その中にユシラ社(フィンランド)のカラームカデっておもちゃがあるのですが、それを引っ張ってた頃をちょっと思い出しましたよ。
あ、木のおもちゃについてはまた今度(笑)
***
おっと、先を急ぎます!
長者町は繊維街で賑わってた街(過去形ですみません)のようで、歩いていてもちょこちょこお店が並んでいます。
その中にかわいいキリンのガーゼハンカチがあって、娘に購入しました。
お店に入ったら店員さんがまげを結っていておすもうさんのようでした。
てか、おすもうさんなのかも知れません。
おすもうさんですか?って聞けば良かった!誰か確認お願いしまーす。

で、水野里奈。
1989年生まれって。わかいなー。
作品はとってもかわいらしかったです。

アートラボあいちへ向かう途中で彼(?)に会いましたよ!

長者町くん!
息子がなんとなーくポーズを合わせてたりします。
私が発見した時に、誰も群がってなかったので
テンション高めでからみに行きましたヨ!

アートラボあいち。
まずはB1の西岳拡貴。
B1へ降りる前に「床の黒い部分も作品となりますので、触らないでください」と言われてたのでどんなだろう??と思ったら、床一面が黒く塗られていて(凹凸や動きはある)その上を橋板を歩きながら眺めるような作品でした。
こう言った橋板は子どもにとっては平均台感覚で楽しめるようです。

2F〜4Fはトリエンナーレとは別に通常のアートラボあいちとしての展示。
ちょっと疲れてきたのもあってサラッと眺めて後にしました。

疲れてきたと言ってもここでは終わりません!

納屋橋会場へ移動です。
ちょっと離れているので行くかも迷ったのですが、もらった冊子に書いてあった「ボウリング場として建設された 建物を拠点に展開する会場」という言葉に惹かれすぎました。

到着するとなにやら壁をつきぬけてボーリングのレーンが飛び出てくるのが見えました。
これはリチャード・ウィルソンの作品でした。でもですね、会場の中からレーンが飛び出るところを見ようとしたら、
機械トラブルで途中で止まってしまい、ボーリングの球まで見えなかった!
あとから日曜美術館Eテレ)でのトリエンナーレ特集を見てこうなるのかーとわかりましたよ。

入っていくつか観てから、これ面白いと思ったのは池田剛介

《サイクルクエイク》という作品なのですが、音とか振動とかあるんです。

青木野枝。

《ふりそそぐもの》を上から撮りました。
鉄を柔らかく表現されてるなーと思いました。

ミハイル・カリキス&ウリエル・オルロー。
《地底からの音》という映像作品です。
最初観た時、おじさん達が何やってるのかな?と思ったのですが、場所の記憶にまつわる作品で、「炭鉱跡地にかつてここで働いた老人たちが集まり、当時現場で聴いていた音(機械、蒸気、警報など)を思い出しながら声で模倣しながら歌う」
ってことのようです。
周りの静けさと声。しばらく見入ってしまいました。

そして3階へ移動しての名和晃平

《フォーム》
白いのはすべて泡です。あわあわあわ・・。
暗い部屋に白い泡。
それが生きててプツプツ音を立てたり、形を変えたりするのです。
3階フロアいっぱいに泡が広がっているので、見応えがあり
これだけでも子どもを連れてきて良かった♪と思えました。
(なかなかこれほど壮大なモノは見ることないですもんね)

この納屋町会場は前回のトリエンナーレでも使われており、エレベーターマニアの息子も「わりと新しいエレベーターだったよ」というくらい作品展示部分はリフォームされているのですが、3階から降りる階段は・・古い!
これがこの建物の本当の年齢なんだなーと思ってしまいました。

子連れでトリエンナーレ
時間があれば別の日に岡崎会場や白川公園も行きたいけど行けるかな?

お疲れさん、よく歩いたね、ってことで吉芋の芋けんぴ買ってあげました。
花火、めちゃくちゃ美味しかったです。