バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

飛躍すべきはあなたの心

スーパーにはすでにバレンタインチョコが置かれる時期になりましたね。

こんなに早く買う人がいるのでしょうか?ちょっとだけ疑問です。

それよりももっと節分の豆を前面に出してほしいところです。福は内!

 

さて、受験生は本格的な受験シーズンになりますね。

新年の抱負でよく見かける「飛躍」という単語。

これと「受験」という単語をみかけるとどうしても思い出すことがあります…

私には2つ年上の兄がいます。

今でこそただのオッサンなのですが、兄は中学生の時にわかりやすいモテ期がありました。細かい話はキリがないのでやめておきますが、とりあえず「中学で兄の事を知らない人はいない」という事は間違いなかったと思います。

勉強も運動もそこそこ出来て、先生からの信頼もあり、ユーモアセンスもそれなりにあるという感じの人でしたからね(今は違いますよ)。

私が校内を歩いているとお姉さま方がヒソヒソとお話をされていて、私を指さし、「似てない!」と、とても失礼な事を言われることも良くありました。

 

で、ですね、私が中学1年生、兄が中学3年生の時のこと。

その日は受験を控えた3年生に受験がんばれよ!という感じで応援するような集会があったのです。

その中で2年生が3年生の各クラスに応援旗を渡す場面がありました。

3年生のクラス委員だった兄はステージの上ですでにスタンバイ。

それを見た時から何かやらかすのではないかと嫌な予感はしておりました。

応援旗は次々に渡され、受け取った3年生がお礼の言葉を無難に述べる中、いよいよ兄が受け取る番になりました。その応援旗には、走る馬の絵と右上に大きく「飛躍」という文字が入っており、受験生に渡すのはピッタリすぎる素敵なものでした。

旗を受け取り、お礼の言葉を述べるべく、マイクを握る兄。

「えっと、このような素晴らしい旗を頂きありがとうございます。

この旗に書かれている言葉、「ひよく」を胸に刻み頑張ろうと思います!!」

 

・・あ、あにうえ、それは「ひやく」ですやん!!

「よりによって、こんな全校生徒の前で、しかも受験生を応援する場で読み間違えるアホがどこにおるんや!」と私は心の中で叫んでおりました。

体育館の中は一瞬、静けさがあったものの、その後は何事もなかったかのように進行。兄は友達に読み間違いを指摘され、恥ずかしがるどころかへらへらしておりました。

でた!本人は対して気にも留めてないけど、私だけ恥ずかしくなるパターン!!私はいたたまれず、そこからずっと下を向いて静かに固まっておりました…。

 

モテ期というのは不思議なもので、そのような恥さらしをしたというのに、「あんな風に少し抜けてるところがまたいいのよねー♡」という評価になるから恐ろしい。

その数日後にあったバレンタインデーで、昨年より多くチョコをもらってきたではないですか!私はもう半笑いで眺めていましたヨ。

そのもらったチョコレート達。

既製品と手作りのモノがありましたが、兄はまず既製品を食べ始めました(「いる?」と言われたので少しもらいましたw)。で、手作りのモノに関しては彼女(そう、彼女がいたのです)と私が毎年あげていたものしか食べませんでしたね。

どうやら身近というか良く知っている人の手作りは安心だけど、それ以外はちょっとこわかったみたいです(笑)残酷ですが少しわかるかも?

あれを見て以来、私の中での手作りチョコと既製品の線引きがより明確になった気がします。

 

そんなどうでもよいおはなし。

まあ、異性のきょうだいから学ぶことはたくさんあるし、あの兄で良かったと今は思っております!

 


The Jezabels - City Girl [OFFICIAL VIDEO] - YouTube 

 

ベースがいないバンドらしい。