バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

プロ意識を感じた日のはなし

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県内の公立高校の卒業式はすでに終わり、来週、再来週あたりは卒業式ピークですかね。

卒業式の思い出はまたいつか書くとして、今日はそれより前に行われるイベントについての話です。
 
私が通っていた高校は、とってものんびした田舎の女子高でした。
セーラー服でしたので、それに憧れて入学する子もいるとかいないとか。
 
そんな我が校は2月に「予餞会」というものがありました。簡単に言うと「3年生を送る会」です。
受験もほぼ終えた3年生に楽しんでもらおう企画で華やかな部活動の出し物や先生のヘンテコリンな仮装とかあったように思います(若干忘れかけてる…)
そして、その中でも皆が一番楽しみしていたのは「お笑い芸人による出し物」でした。
予算の関係もありますので、有名な方でない場合もありましたがそれでも「学校に芸人がくる!」と言うのは非日常体験でもあり、とてもワクワクしました。
 
確か、私が1年生の時はペナルティと、もう1組(ごめんなさい。思い出せない…)が来て「あぁ、高校ってこんな楽しみもあるのかぁ」と思ったのを覚えています。ネタ的には無難なヤツだったので大きなスベリもありませんでした。
 
2年生の時はダチョウ倶楽部が来ました。もう説明するまでもありませんね。「安定」の一言です。
ヤーヤーしながら、クルリンパ♪
箸が転んでも楽しいお年頃。なんでもガハガハ笑えましたー。
 
そして3年生。私は送られる側になったため、後輩達はいったいどんな芸人さんを呼んでくれたんだろう?ととても期待しておりました。
予餞会は事前にプログラムを渡されるため、その時に誰が来るのかわかるのですが、そこに書いてあった芸人さんの名前を見て一瞬、時が止まりました。
クラスの皆も同じように思った様子。いえ、とても素晴らしく素敵な方なんですけど、「ウチの学校に来ていいのか?この人が女子高の敷居をまたいでいいのか?」ぐらいには思ってしまったんです。
 
だってだって、そこに書かれていた芸人さんは江頭2:50だったのです!
 
うははー。だってあれですよ、最初に書いてますけど田舎のそこそこ伝統のある落ち着いた女子校なんですよ?「え、エガちゃん…?」とはなりますって!
 
当日。楽しみでありながらも何事もないように祈る同級生達。
私も違う意味のドキドキ感を味わいました。
 
予餞会の出し物は滞りなく進行し、いよいよエガちゃんの出番です。
 
ステージに現れたエガちゃんはいつもの上半身裸、黒スパッツ姿。
これだけでも年配女性教師の顔が引きつっているのを横目で確認。
 
エガちゃんはステージをフルに活用し、左右狂い跳ね、エガちゃんブリッジを次々と披露。
エガちゃんの芸風を受け入れている子はガハガハ笑い、そうでない子はもうポカーンとしていました。
目の前で行われている事がよくわからないのでしょう。。お気の毒に(笑)
エガちゃんは更にがっぺむかつく!や座禅飛びで皆を釘付けにしてました(色々な意味で)。
エガちゃんも手応えを感じたのでしょう。とうとうステージから降りてきたのです!
 
こ、れ、は、キケン!
 
エガちゃんはまずその辺にあったデッキブラシを持ち、掲げながら通路を駆け抜けました。
その後、あろうことかあの顔が引きつっていた年配女性教師に絡みに行ったのです!
色んな意味で笑った。先生は今までに見たことがない表情になってました。
エガちゃんはなんとなく察したのかわかりませんが、そこから猛ダッシュで走り出しました。
 
「ああ、面白かったけどもう少し絡んでたら先生通報してたかもなぁ…。良かった」と私が思ったのも束の間、エガちゃんはダッシュしながら3年生の座席に向かってダイブしてました!!
何にも察してなかったー!(笑)
 
さすがエガちゃん。女子高生にたいしても容赦ない。ぬるい仕事はしないんですねー。参りました。
 
私も仕事をするのであれば、あれぐらいやり切りたい!そう思いました。
 
 
あれからもうだいぶ経っておりますが、テレビでエガちゃんを見る度に、あの時の年配女性教師の顔とダイブしてしたり顔のエガちゃんが浮かんできてクスクス笑ってしまいます。