ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』を検索したとかでお越し頂いた方がいらっしゃったら申し訳ないので、先に全く哲学は語りません(語れません)宣言を致します。ごめんなさいー。
1つぐらいなんか言えよ!とおっしゃられるのであれば「感覚も精神も、道具であり、玩具なのだ。それらの背後にはなお本物の『おのれ』がある」の「おのれ」がなんであるのか?はずっと探し続けて行きます。はい。
「ツァラトゥストラはかく語りき」という名のカフェに行きました。
友達に調べてもらったら「駅からけっこう歩くみたいだけどどうする?○○ってカフェでもいいけど?」とメールが来ました。
私ってばこういうメールが来ると「私なんかにそんな気遣いしてくれるなんて申し訳ない・・」と思ってしまうんです。だからそんな気持ちをこめて返信をしました。
「私は歩くの苦じゃないから平気だけど、あなたはオッサンだからどっちでもいいよー」
・・・えへ。
こう書いたら相手がなんて返してくるかはわかっていました。
「オッサンではないというところを見せたいので、ツァラトゥストラへ行きましょう!見せてやる!若さ!」
売ったら買うさ、この人は!(笑)
こういう返しが出来る人はカラッとしていて適度に負けず嫌いで良いね。
駅で待ち合わせてそこそこの距離を歩き、到着。
店内はとても落ち着いた感じ。本がたくさんありました。
席はどこでも良いと言われたので、窓の近くにある6人掛けの席を広々と2人で贅沢使いしましたー。
私はブレンドコーヒーの深煎りを頼みました(浅煎り、中煎り、深煎りが選べます)。深煎りは酸味が強いらしく、酸味が苦手な私は迷ったんですけど「そんなに変な酸味じゃないので飲みやすいです」と店主がおっしゃられたので頼んでみたのです。飲んでみたら全然平気でした。美味しかったです。
そこからひたすらニーチェの哲学なんて一向にでないだらだらとした無駄話を重ね、気づけばなんと6時間くらいいました。ビックリしましたが、時間さえ許すのであればまだいけた。全然いけた。話し相手が良いと何時間でもいけるものですねぇ。
どちらかがギブアップするまで続ける無駄話耐久とかやりたいなぁと思った。たぶん私が勝つと思うけどな!
そうそう、そんだけ長い時間いるとトイレに立ったりするじゃないですか?どちらかがトイレに立つと当たり前ですがもう1人は待ってると思うんですけど、最近はスマホとかいじってる人が多いように思うんです。それでも別に構わないのですが、私達は示し合わせた訳じゃないけど、どちらも本を読んで待ってました。
私、席に戻った時に相手が本を読んでいる姿を見るのがけっこう好きなんですよ。なんか良くないですか?真剣な横顔とかいいですよね?あれ?これは変なフェチなのかな?いやいや、わかってくれる人が1人や2人ぐらいはいると信じておりますよ☆
いやぁ、それにしても楽しかった。グチなんてなく、ただ笑って、ツッコんで、たまに少し考えて・・家に着いたらものすごくスッキリした気分でした。
今だってものすごく気分が良いです。
普段、話す人がいない訳じゃないけどやっぱり気の許せる人と話をする時間は大事ですね!たとえアホしか言い合わなかったとしても。
ってなことで、まとめますと『ツァラトゥストラはかく語りき』は何時間でも居られるとても居心地のよいお店です!!お近くに来られた時はぜひ寄って下さいー。
R・シュトラウス 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》より - YouTube