バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

入学したばかりの娘が泣いた理由

f:id:bambi_eco1020:20140414164524j:plain

先週、小学校へ入学した娘。

息子もいることだし、新しい環境もそこまでつまづくこともなく受け入れると思っていた。
 
それなのに先週、娘は一度だけ泣いた。
およ?およよ?どうした?早速なんかトラブったのか??と、心配になり何が不安なのかを聞き出してみる。
「慣れないからこわくなった?」
「ううん」
「友達が上手く出来ないとか?」
「ううん」
「あ、はなこさん(義母のこと)のところに帰るのがイヤとか?」
「・・・」
 
ん?ココか?ココなのか?
 
息子の時もそうだったのだが、私が仕事をしているため低学年のうちは義母の家へ帰るようにしようと考えていた。
我が家は学校が見えるくらいの距離なのだが、義母の家へ帰るには30分くらい歩かねばならない。同じ校区だし、更に1年生は集団で帰るので特に問題ないと思っていたが、やはり歩きがキツイのかも知れないと思った。
 
「やっぱりたくさん歩かなきゃいけないからキツイの?」
「ううん」
 
あれ?違った。かすってもいないぐらいの即答だった。
 
もう直接聞いちゃえ!と思い、ずばり「何が不安なの?」と聞いてみた。
娘はしばらくふぇぇと泣いた後、小さな声で「あのね・・・」と言った。
 
それに続いた言葉はこうだった。
 
「あのね、私がはなこさんの家に帰るでしょ?そうするとはなこさんと2人だけでしょ。もしもね、その時にはなこさんが調子悪くなって倒れても、私は助けを呼ぶことが出来ないの。。ふぇぇ・・ん」
 
あまりにも予想外の答えにしばらく言葉が出なかった。
でもなぜそんなことを言い出したのかがよくわからず、息子にちょっと聞いてみた。
すると息子は「ああ」と全てを理解したように話し始めた。
 
なんでも義母のお友達に娘ぐらいのお孫さんがいるようなのだが、ある日、義母のお友達が体調が悪くなり倒れたらしい。その時、そのお孫さん(当時まだ年長だったらしい)が電話で救急車を呼び、更に自分の親にも知らせたのだとか。とても出来るお孫さんである。
 
その話を聞いた娘は「私にはとてもじゃないけど、そんなことは出来ない」とかなりのプレッシャーを感じたようだ。
 
うむむ。。
そう言えば私は娘に電話のかけ方などをわざわざ教えていなかったなと思った。
そこで、電話のかけ方を教えて私の携帯を鳴らすまでをやってみた。
携帯電話が鳴り、あっ、かけられた♪と少し笑顔になる娘。
それから、私と息子の携帯電話の番号と救急車を呼ぶ電話番号、義母の家の住所を紙に書き、ランドセルのポケットに入れた。
 
「さあ、これで大丈夫」
 
少し気持ちがラクになったのか笑顔が出るものの、まだ不安げな娘。
 
 
そこで私の口が勝手にこう言っていた。
 
「あ…言ってなかったけど、はなこさんは倒れないんだよねー。はなこさんはロボットだから!」
 
うわっ!私の口はまたテキトーなことを言い出した!ちょ、どうしよう?とさりげなく息子にアイコンタクト。
 
「あ、そうそう!はなこさんはロボットなんだよ。こないだ腕のところにKURE-556差してるの見ちゃったしさぁ・・」
 
息子が話に乗っかってきた。さすが私の右腕!(笑)
 
2人から訳のわからんことを言われた娘だが「え?じゃあ倒れないんだー♪」と安心したようだった。良かった。。ふぅ。
 
 
私と息子から「でもアレだからね、ロボットも何かあるかも知れないから電話のかけ方は覚えておいてね」とだけ伝えられた娘。
 
それから今まで泣いていない。
 
 
 
そして今日。 
 
「あのね、給食おかわりしたのー♪ウフフ☆」と満面の笑みで報告してきた。
 
その一言で「食いしん坊はどこでもやっていける!」と思ったのでした・・・。
 


Advantage Lucy - everything - YouTube