バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

ぎゃふん!なんて言わないよ

f:id:bambi_eco1020:20140616164629j:plain

最近、子どものことをブログに書いていないと気づきまして、このままでは「えこさんって・・もしかして・・おひとりになられたんじゃ・・」とか思われると困るので久しぶりに息子のことでも書こうかと思います。

それに「なんでボクの記事を書かないの!」と息子に言われるのも時間の問題なので!で!

 

と、言いましてもそこまで面白い話も転がっていませんので、私が毎日息子と繰り広げている攻防戦についてのお話になります。

息子は小学6年生なのですが、これくらいの歳になりますとさすがに「あれ?僕っていつもお母さんに丸め込まれているのかも?」とうっすら感じ始めたようです。というか、私は別に丸め込んでいるつもりはないんですよ。息子が勝手に思っているだけなんですけど、「僕はお母さんをぎゃふんと言わせたいんだ!」的な何かをいつも発しているんです。

例えば、待ち伏せして「わっ!」と驚かすとかあるじゃないですか。息子はアレで私を驚かせたことがほとんどないんです。彼は「気」を消せないんです。別に私が勘が良いとか忍者の子孫とかそんな事は言ってないですよ。息子はなぜか明らかに「あ、そこにいるな」ってのがわかるんです。シューマイの上に乗っているグリンピース、いや、酢豚に入っているパイナップルぐらいの存在感がふわりふわりと漂ってきちゃっているんです。

そうなりますと私も「わっ!」と言われたところで驚くことができないじゃないですか。気を遣って「わぁ…驚いたぁ。」なんて言ってもウソくさいですし、私の演技力が北島マヤ並みにあればそりゃあ素晴らしき驚きを私も息子に披露するんですけど、残念ながら私はそこまでの演技力も持ち合わせておりません。紅天女への道のりは遠いってもんですよ。

で、そんな時は息子になんだか申し訳ないなぁという気持ちになるので、私は逆にこっそりと回り込み、息子を「わっ!」と驚かすんです。

すると息子は「うわぁ!」と面白いぐらいビビるんです。

あれですよ。「大成功!」って書かれたプラカード持っていきたいぐらいぎゃふん状態になるんです。

息子としては「お母さんをぎゃふんと言わせられず、逆に僕がぎゃふんと言っちゃった」っていう屈辱的敗北になるらしいんですね。そんでお母さんをまかすんだ!と鼻息荒く、懲りずに仕掛けてくるんですけど、ことごとく私に打ち砕かれている日々を送っていらっしゃいます。

 

つい先日の話なんですけど、私はちょいと息子を叱りながら「そんなことする子の顔が見てみたいわ!」と言う言葉を放ったのです。勘の良い方はお察し頂けたかと思いますが、この言葉自体が息子へのトラップなんです。

私はそう言った後、息子に気づかれぬよう手を水でたっぷり濡らしスタンバイをしておりました。

息子は私が思った通り、こちらへやってきます。そしてこう言うんです。

「ほら、どんな顔か見せてやるわー!ほれほれ」って。

ああ、これは私の筋書き通りに動いているわ・・息子よ、さすがだなと思いながら、私は濡れた手の指をピシャピシャと弾き、息子の顔に水をかけました。

息子は一瞬驚き、そして「あぁ”!またやられた!!」とうなだれたのでした・・。

 

うん、私を負かそうだなんてちょいと早いわよ、ボク。

 

息子もいい加減、私という人がどんな人か学習すれば良いのですが彼は「素直」が取り柄なので、ハエ取り紙ぐらい簡単に引っかかってしまいます。

でもこれが息子の可愛いところなので、私はもう少しこのままでいてほしいと願っております。

 

それでもいつか、負かされる日がくるんだろうなー。

その時、私は泣いてしまうかも知れません。

そして「ぎゃふん!」って言うんだから☆