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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

バレーボールをしていました〜高校編~その1

おもひでばなし スポ根

めでたく希望の高校に合格し、私はM女子高へ通うことになった。

 

前回の記事で書いたようにこの高校には普通科しかなかった。

「それだけバレーボールに打ち込んでいたのになぜ?」

と思って下さった方もいると思うし、それは高校選択の時に先生にも言われた。

「なんでM女子高が良いの?」と。

 

ただ単純に「女子高へ通いたかったから」というのもあるが、私がココを選んだのには理由がある。

私は高校でもバレーボールを続けるつもりではいたけれど、自分の身長(163cm)を考えるとアタッカーとしてやれるのは高校までだと思っていた。レシーブはあまり得意ではなかったのでリベロの選択もないし、セッターになるほど頭も回せない。

スポーツ推薦のあるような高校は当然、色んなところから選手を集めてくる。高校女子で県大会レベルのアタッカーとなると私の身長では低い方で、レギュラーになれる可能性が低くなるし、個人的にバレーボールは好きだけどもう少し広い視野で自分の先を考えて見たかった。

その先。将来、どういった道に進むかも決めていないのだから選択肢は多い方が良いと考えたのだ。

それからもう1つ。

県大会出場校の中で、私立や商業高校などの選手を集めているような学校以外に着目すると面白いことがわかってきた。

それは学力的に中程度以上の女子高が出場していることが多かったのだ。(この辺は地域差もあるのかも知れないが、少なくとも私が住んでいたところではそうだった)

後にわかるのだが、ある程度学力のある学校は頭を使いながらプレーするのでそこそこのレベルまで持っていけることが多いらしい。そこから上に抜け出すのはまた難しいのだけれども・・。

 

そんな理由から私の学力でも手が届くM女子高を選んだのだ。

 

さて。入学して早速、仮入部に行ってみた。

体育館で新1年生が少し緊張した面持ちの中、レシーブ練習に加わる。

ここで私はかなり動揺した。

周りの1年生がみんなとても上手かったのである。「やばい!」と本気で思った。

考えてみれば、私の通っていた中学がゆるゆるな部活だっただけで、中学の時にもっとキッチリとした練習をしている子達がたくさんいるのだ。その現実を目の当たりにし動揺したのだ。

だが、少し落ち着きを取り戻してくるとなんだか嬉しいようなワクワクしてくるような気持ちも湧き上がってきた。

「たくさん練習しよう!」とただそれだけを思った。

 

本入部をし、最初にやったこと。それは「あだ名付け」だった。コートに入っている時にいちいち長ったらしい名前を呼べないのでコートネームをつけるのである。

3文字までのあだ名を先輩が次々とつけられていく。私は「えこ」みたいに名前からくる単純なものだったので良かったが、一体何を連想したらそのあだ名になるの?みたいな子もいて面白かった。

コートネームがあるというのは年功序列のないチームの証明でもあるんじゃないかと思ったら俄然やる気が出てきた。

 

1年生の私から見ると3年生の先輩はすごくお姉さんでキレイで何でもできるイメージだった。特にキャプテンが背筋をピッと伸ばして歩く素敵な方だった。

共に部活動をしたのは3か月間だけだったので、それぐらいの思いしかないのだけれど。

 

その後、3年生が引退し、2年生が主導のチームへ変わっていった。

新しいチームは2年生4人、1年生2人の構成であった。その1年生の1人、「チー」と言うのだが、私は最初に見た時から「どこかで見たような?」とずっと思っていたのだが、少し話をして思い出した。チーは小学校時代に対戦したことのあるチームにいた子だったのだ。

チーのいた中学はけっこう強い学校だったので、そのままずっと頑張っていたのだろう。そして、お互い知らぬ3年間を過ごし、ここでまた出会ったのだ。

 

私は最初、補欠だった。

レギュラーで私と同じポジションにはタロー先輩という運動神経抜群の人がいた。女子高なのでタロー先輩と言っても女性なのだが、カッコよくて本当に良い人だった。

同じポジションと言うこともあり、話をすることもあったのだが「あれ?もしかしたら私って百合なのかもしれない」と思えるぐらい私はタロー先輩が好きだった。

実は顧問であるO先生が「お前、もう少し上手くなったらレギュラーにしてやる」と言ってくれていたのだが、私は自分が上手くなっていくのは好きだけど、人と争うのがあまり得意ではなく、しかもタロー先輩が好きなもんだから、何が何でも奪い取る!までの気持ちが持てずにいた。

今までポジション争いをしたことがないから、そんな気持ちになっていた部分もあったのかも知れない。

「まだ1年生だし、ベンチには入ってるし試合に出れるからいいや~」って。

今考えたら、ダメじゃん!甘い!って思うけど、その時はそう思っていた。

 

そんな私の気持ちとは別に試合に出る・・というより出なければいけない時がやってきたのである。

 

***

M女子高は安定した実力があり、毎大会必ず県大会へ出場していた。

O先生は「練習はたくさんすれば良いというものではない。少ない時間でも頭を使え」というタイプの人で、限られた時間を有効に使うよう求められた。

推薦などはないので、一般入試で入学し自分の意志で入部した人の適性を見ながらチームを組んでいく。

それでも毎回、県大会へ行くのだからO先生はすごい人だと思う。

 

新チームになって初めての公式戦。

地区予選の最終試合。これに勝てば県大会出場が決まるという試合で、いつもウチの高校をライバル視してくるY高校とあたった。

Y高校に私達の高校は負けたことがなかったのだが、Y高校はなんとしても県大会へ出るという強い気持ちを持って試合に臨んでおり、こちらのチームを良く研究していたみたいだった。

試合はもつれて3セット目に突入した。2セット取れば勝敗が決まるので、このセットで勝負がつく。

その大事な3セット目になんと7点差をつけられて劣勢の状態になっていたのである。

 ベンチで出来る限りの応援をしていた私は、その時O先生に呼ばれたのである。

 

「試合の流れを変えてくれないか?」

 

 

わ、わたしですか?まさかの交代!

 

もう顔は真っ青ですよ!!

 

 

次回。バレーボールをしていました〜高校編~その2。お楽しみに~♪

思い出しただけで緊張してきた(笑)


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