バンビのあくび

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『まなつのみみず』を読んで〜みみずの大切さを再確認出来る絵本です

『まなつのみみず』を読みました。

 

まなつのみみず

まなつのみみず

 
みみずの にょろべえは きょうも げんきに はたけを たがやしています。
♪いいつち つくるぞ うんうん うんこ!
ところが、そのころ、 ともだちの にょろぞうたちに きけんが せまっていて…。
タイトルどおり、みみずが主役の絵本です。
味わいのあるかつらこさんの絵が出てくる登場人物を際立たせています。
カラス、モグラ、チョウチョ、カエル、ダンゴムシ、そしてミミズ…。
 
このお話の中で何度もこの言葉が出てきます。
♪つちを たべて、うんうん、うんこ
いいつち できたぞ、うんうん、うんこ!
畑には色んな虫たちがいて、それらのおかげで土壌が肥えて美味しい作物が出来ると言うことが改めてわかります。
ストーリーに大きなひねりはありませんが、夏の畑の様子や長閑な風景が微笑ましいです。
にょろべえをはじめ、たくさんのミミズ出て来ますが、絵がコミカルなので虫が苦手な人でも大丈夫。
 
楽しいのでチラリと読んで見て下さい。
 
***
 
幼い頃、土の中からにょろりと顔を出したミミズを見て「きもちわるい」と思った。
頭がどっちだかわからないし、色も変だし、身体中にいっぱいしましまがあるし、なんだこれ?と思ったのだ。
 
「ミミズってきもちわるいよね」
 
ある時、両親に言った。
 
父は「見た目は良くないけどな、ミミズがいるってことはそこの土は良い土なんだ。だから美味しい野菜が出来るぞ!」と私に教えてくれた。
なぜミミズがいると良い土なのか?までは考えず、ただ単純に「へぇ〜、そうなんだ」と思った記憶がある。
 
それ以来、ミミズを見かけると「ここの土は良い土なんだな」と思うようになった。ミミズに対しての嫌悪感が以前より薄れたように感じたのだ。
 
***
 
この絵本の中には「うんこ、うんこ!」と言う言葉がたくさん書かれているので、子ども達はミミズの排泄物が土壌を肥やすことを知るのであろう。また、描かれたミミズのうんちはちゃんと粒状になっていたので、それもまた知ることになるのだろう。
私の家には畑があるので、そういったモノを実際に目にすることもあると思うけれど、絵本から学べることも多いなぁと感じました。
 
絵本はやっぱり良いですよ☆
 
 
 
ミミズの絵本は他にもあるので紹介しておきます。 

 

みみずのオッサン (絵本・こどものひろば)

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ポットくんとミミズくん (かがくのとも傑作集)

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