バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

ふりふり歩く

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「髪の毛は長い方がかわいいから切りたくないの」

 
ずっとそう言っていた娘が、先日バッサリと髪の毛を切った。
祖母に「少し切ってみる?」と言われ、その気になったらしい。
 
黒髪のおかっぱ頭。
 
娘の顔は「純和風」なので、その髪型だと絣の着物が似合うのではなかろうかと内心思っている。
 
息子が赤ちゃんの時は連れて歩くと女子高生が寄ってきて「かわいい〜♪」とキャッキャッとしながら言ってくれたが、娘が赤ちゃんの時は「あらまぁ、ぷくぷくして可愛い赤ちゃんだこと!」とご年配の方々がベビーカーを覗き、微笑みながらそう言った。
 
娘は自分のことが「かわいい」と思っていて、ドレスのようなヒラヒラやレース、リボンなどを好む。
写真を撮ろうとすると、いちいち可愛いポーズでアピールしてくる。
可愛いなぁと思いつつ、その女らしさに面食らう時もある。
 
洋服だけでなく、可愛らしい小物なども好きで、私の持ち物が度々狙われる。
ノート、レターセット、シール、マスキングテープ、袋などを見ながら、上目遣いで「ねぇ、これちょうだい♡」とにこにこしながらお願いしてくる。
本当に可愛いのだが、私にも譲れぬものってのがあるので、「こっちはあげるけど、これは一緒に使おう」などと提案しながらやり過ごしている。
おねだり上手な子は末恐ろしい。
 
娘は保育園の年少、年中、年長の運動会で3年連続おしりを振っている。
どういうことかと言うと「小さい子がおしり振ったお遊戯って可愛くて好きなのよね♡」と言う先生に当たってばかりいたため、毎年みんなでふりふりしていたのである。
男の子が恥ずかしげもなくおしりを振るのはいつまでかしら?などと思いながらおしりを振って笑っている皆の姿を微笑ましく眺めていた。
 
保育園を卒園し、「もうおしりふりふりも卒業だね」と娘と話したこともあった。
 
 
もうすぐ小学校の運動会がある。
夏休みが明け、運動会の練習真っ只中の子ども達。
先日、娘は帰ってくるなりこう言った。
 
「お母さん!あのね、今年もおしり振るよー!」
 
……な、なんですって!?
 
あ、あ、あはは…まだ振るんかいっ!と思ったけど、小学生がやるとどんな感じなのかしら?とちょっぴり楽しみにしている。
 
おしり振りベテランな娘のお尻はプリッとしながらもキュッとしているので、
「私も同じぐらいお尻振ったらプリッとするかなぁ?」と娘に言ったら、
「ムリ!これは子どもの時から振ってないとダメなの!お母さんは手遅れだから」と言われた。
 
 
 
あたし、もう手遅れらしいので、自分の手でおしりを押し上げながら、ひっそりと生きていこうと思います。
 
 
ひっそりひっそりと。
マスキングテープの道しるべを頼りに。