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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

2015.1.8-1.10

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木曜日は冬休みぼけでダラダラしていた子供達の3学期が始まる日だった。宿題はきちんとやってあるのか、忘れ物はないか、何より朝きっちりと起きられるのか、心配ばかりのそんな日に私は新幹線に乗って出張へ出かけた。

子供達には「私は始業式の日に出張へ行きますので、もし、忘れ物があってもフォロー出来ません。自分の身は自分で守れ!」と冬休み中から言っていたので、特に問題はなかったようでホッとした。後のことは義母頼り。本当に頭が上がらない。ありがとうございます。
 
新幹線を降り、在来線に乗り換えて目的地へ到着。駅にあるコンビニへ寄った時にレジのおばさんが10円を見落としていた。「ここに10円ありますよ」とお伝えすると、「あら、品物に隠れて見えなくてすみません。わははー」と豪快でにこやかな言われたので「いえいえ、ありがとうございます」と言いながらお釣りを受け取った。今の場所に住み始めて私は釣り銭を受け取る時に必ず「ありがとうございます」と言うようになった。ちょっとした行動と言葉は自分自身が浮かない時には難しい時もあるけれど、相手があって成り立つことに対してお礼を言うのは悪いことではないと思う。「ごめんなさい」「すみません」より「ありがとう」と言おうと心にいつも留めている。
 
すでに会場に着いていたトラック移動の人達と合流し、ブース作り。カッター片手にひたすらダンプラ(プラダンとも言うダンボール形状のプラスティック板)を切った。しばらくして、トラック移動の人達は何も食べていないとわかったので、コンビニへ買い出しに出かけた。お昼の時間はとうに過ぎた、夕刻前のそんな時間。カゴにパン、おにぎり、お茶、コーヒーなんかをどどんと入れてレジへ向かう。レジのおばさんはその量になかなか手間取っていた。後ろに何人か並び始めたのも気になった。「なんだかお忙しい時間帯にたくさん買い込んですみません」とレジのおばさんに話すと「いえいえ、良いんですよ。こちらのシフトの関係で今日は1人少ないんですよ。気になさらないで下さいね」と言われ、心が軽くなった。お互いにふふっと笑いながらコンビニを出た。
 
ブース作りを20時過ぎまで続け、だんだん寒さを感じるようになった。弱暖房ぐらい付いてたっぽいがそれが切られたのであろう。周りの人もだいぶ減った。通路を掃除する作業員が目立ち始め、清掃用の車に乗ったお兄さんが優雅に運転しながら横を通り過ぎていく。「あれ、良いですね。ちょっと運転してみたい!」と清掃用の車を指さしたら、Iさんに「えこさんが今あれに乗ったら、他のブースを潰して走るから止めといた方が良いですよ」と真顔で言われた。うん、間違いない。否定出来ない。けどさ、もうちょっと包もうよ?オブラートとか海苔とか風呂敷にな!
 
その後、ホテルにチェックインしてから皆でご飯を食べに行った。22時ぐらいにガッツリ肉を食べようってなことになってて「なんすか!この時間にそんなのいけないっすよ!」「いやいや、この業界では普通だよ」というやり取りをした。よくわかんない業界。とりあえずチキンにしておいた。
ホテルの部屋はツインに1人で泊まることになっていて、なんとなく寂しいなと思った。シングルの部屋なら何にも感じないのに。
疲れているから深い眠りにつけるとおもったのに、なんだか眠れず朝4時ぐらいに起きた。5時からやっているニュース系情報番組を見ていたら矢口真里のインタビューをしていて「私、肉食なんです」みたいなことを言っていた。それを観てもう少し寝ようと布団をかぶった。
 
朝食を食べ、ホテルを出た。顔に当たる空気がひんやりしていて気持ちが良い。首にパスをかけ、会場へ向かった。ブースの最終チェックをし、トイレに行った後、色んな人がどどっと動き出した。ああ、始まったのかとカタログを整えて行き交う人を眺めていた。午前中はプレスの人が中心なのだが、海外の方が多いと感じた。あいきゃんのっとすぴーくいんぐりっしゅ、なので視線を合わせないように目を泳がせていた。そんでもたまに合ってしまう方がいて、カタログの写真を指さしながら気持ちのみでの会話をした。なんとかなる?うそ。ムリ。
私にとって興味がない業界とは言え、知らないことを知るのは楽しいので、Fさん(ある会社の副社長さん。私、タメ口で話してるのだが、数年前に「オレにタメ口で話す人あんまりいないよ?」と言われ「今からあらためますです、副社長!」と言ったら「もう、遅いからそのまんまで良いよ☆」と言ってくれた心広き方)と一緒にいたら、続々と色んな社長が来て面白かった。スケールが庶民と違うので参考にならんけれどね。
そんなこんなで慌ただしく時間が過ぎていった。
私がお手伝いするのはこの日までだったので、終わってから電車に飛び乗った。
 
東京の某所で友人と会った。日頃溜まっている愚痴を話そうと思っていたのに、結局ほとんど愚痴を言うことがなかった。言わなかったんじゃない。私の愚痴で出来た氷の塊が友人の笑顔でぴちゃんと少しだけ溶けていくようだった。そしてまた少し。笑顔とバカな話と時間と漂う空気とお酒によって愚痴を話す必要がなくなったのだ。だって溶けてしまったのだから。
お酒が弱いのだろうに飲み続けるのもなんだか面白かったし、隣の席のキレイなお姉さん2人が結婚についての夢を語ってる横で、出産後にお腹をぐいぐい押しまくる看護師さんが鬼に見えた!と語る私はなんじゃろ?と思ったら笑えてきた。あと、こちらで書けない話をたくさんした。真面目な話はしていない。モーニング娘。モーニングコーヒーの頃から知ってるとか、アサヤンは「浅草橋ヤング洋品店」で中華料理対決してたとかそんなんばっかりだけど楽しかったよ。ありがとう。
終電に乗り、友人の家に泊めてもらった。先ほどまで一緒に飲んでいた友人とは違う人で本当に無理を言って泊めてもらったんだ。ありがとう。「◯◯で飲んでたの」と話すと「え?そこって電車で移動しなくても歩けるよw」と苦笑していた。悔しかったので「い、いやぁ…歩けるって知ってたけどぉ、荷物が重かったからさぁ、電車さんに運んでもらったんだよ。わざとだよ、し、知ってたもん」とだけ言った。バレバレのウソで笑ってくれる人はありがたい。穏やかな時間だった。
 
次の日。友人と別れてから行きたかったお店へ行った。楽しかった。ここについてはまたあとで。
 
新幹線に乗ってから息子に「◯時頃、駅に着きます」とメールすると「了解!!!」と返事がきた。エクスクラメーションマークの数は意味がないのだろうけど、なんだかちょっと嬉しかったよ。
家に着くと、娘が義母の手によりおかっぱ頭になっていた。ツヤツヤな頬っぺたが際立って可愛かった。ザ・田舎の子という言うな顔立ちで愛らしかった。
お風呂を上がると、体が疲れているのをひどく感じた。重力に任せて倒れるようにベッドへ潜りこみそのまま眠った。
何の夢も見なかった。
何の夢も見られなかった。
けれど、現実の中でいくつかの夢を見たんだ。
 
ざわめきと話し声と静けさの中で、確かに私は夢を見たのだ。