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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

夜の学校の空気はなかなか良いものです

思った こども・学校 ニッキ

やっと座って一息。ふぅぅぅぅー!

今日もPTAの仕事で学校へ行っていたのですが、その前に息子を塾へ迎えに行ったり、合間をぬって夕飯作ったり、地区総会をもうすぐ行うのでその電話を何本かかけたり、繋がらない家にお伺いしたりと仕事終わってからの方が分刻みだったような気がします。しかも1件明らかな居留守だったんですけどね。いやっほい。

 

***

 

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さて。

知っていますか。

夜の学校内の空気はなかなか良いものです。

 

職員室で図書室の鍵を借り、薄暗い廊下を自分の足音を聞きながら進んで行きます。その先が真っ暗なので廊下の電気をパチッとつけてまた進んで行きます。角を曲がると、壁に本の表紙と紹介が書かれた紙が貼ってあります。1年生向けの絵本から6年生向けの少し難しい物語まで、様々な本が紹介されています。そこが図書室です。鍵をグイッと差し込みます。年数が経っているからか、それとも建て付けが悪いからなのか鍵のささり具合は微妙な手応えです。それでも「開いて☆」と思いをこめながらクイっと回すとカチリと音がして鍵が開きます。ドアをガラガラッと開け、右手に数歩歩くと、電気のスイッチがあるので、パチパチと押していきます。電気のスイッチの上には『先生しかさわってはいけません』と書かれた紙が貼ってあります。その紙をピラッとめくるとエアコンのスイッチが現れます。息子は児童ですから押しません。息子は「お母さん、スイッチ押して」と言いながら『先生しかさわってはいけません』という紙をおさえていてくれます。私は先生ではありませんが、我が物顔でピッとスイッチを入れるのです。

人気のない、空気も動いていないような図書室がだんだん動き始めます。椅子をひき、腰掛けると書類を机に並べます。しばらくすると、役員の方が「こんばんは」と言いながら次々とやってきます。いつものように、はいはい、わかってるよね、という動きで仕事をこなしていきます。もう、1月ですから次年度への引き継ぎもしていきます。4月にガチガチだったメンバーが世間話をしながら笑いあえるまでになると、この仕事は終わりに近づいたしるしです。

「おつかれさまでした」と皆が帰るのを見送り、次年度の委員長にもう少し説明をしてからエアコンのスイッチをピッと切り、部屋の電気を消します。ドアを閉め、鍵をグイッと差し込みます。年数が経っているからか、それとも建て付けが悪いからなのか鍵のささり具合は微妙な手応えです。それでも「閉まって☆」と思いをこめながらクイっと回すとカチリと音がして鍵がかかります。廊下を明るい方へ向かい歩いて行きます。角を曲がると、電気のスイッチがあるのでパチッと消します。今まで歩いてきた廊下が急に真っ暗闇になります。私は闇に背を向けて歩きます。自分の足音を聞きながら、人の気配を感じる職員室へ向かいます。職員室のドアを開け、図書室の鍵を返します。職員室の中は暖房でとても暖まっています。

静けさと。あたたかさと。先生方の疲れた背中と。

それらを感じとれたのなら、ゆっくりとドアを閉め「失礼いたしました」

玄関で靴を履き、外へ出ると冬の寒さが一気に押し寄せて来ました。

近くの横断歩道にある信号は青が点滅しています。寒いけれど急ぎません。走っても間に合いません。ただこの時にほんの少しだけ感じる切なさがたまらなく好きなんです。

 

知っていますか。

夜の学校の空気はなかなか良いものです。