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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

春は散るのが美しい

ライブ後の博多の夜。
駅からしばらく歩くと、心地良い雑音が響いていた。
それを壊すかのように車のクラクション音が辺りに響く。
私が住んでいる地よりクラクションを鳴らす車が多いように感じた。
 
ぢどり屋さんでぢどりを食べた。ぢどりの炭火焼、ささみ刺し、唐揚げ、鍋…。
アドレナリンを放出した後の重たさを感じる身体に、食べ物が入っていく様を感じつつ、「あぁ美味しい」ただそれだけを思う。
ハイボールを片手に店内を見渡せば、棚にはずらっとキープされた黒霧島が並んでいた。
土曜の夜。サラリーマンらしき2人がお疲れのご様子で酒を酌み交わす。その横にはデートのご様子である男女がお酒を飲みながら軽い食事をしている。カウンターには1人で飲んでいるおじさんが居り、その背中から染み出る何とも言えない哀愁を感じた。
 
ごちそうさま。
ガラガラ戸を開け、外へ出る。ひんやりとした空気にぶるっと身震いをした。
ホテルまでの道は静かだった。
 
 
 
次の日。チェックアウトをしてから、しばらく歩いた。
 
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道路脇に咲いていたチューリップが可愛らしかった。そう言えば、チューリップを今年はあんまり見ていなかったことに気づいた。今は品種改良で様々なチューリップがあるけれど、王道である赤いチューリップの安心感と安定感は揺るがない。中から親指姫が出てきそうだ。
 
天神からバスに乗って「マリンワールド海の中道」へ行った。
 
 
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お魚。2枚はホンモノ。2枚は壁に描かれた絵。
 
 
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クラゲはゆらゆら揺れながら。ふわふわ水の中を上下する。赤いクラゲはキノコに見えた。
 
 
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ぬぬぬっとこんにちは。チンアナゴ
すみだ水族館には遠く及ばない数のチンアナゴだったけれど、元気に穴から飛び出した。
 
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この子、名前はわからない。
息子が「トビー」と言っていた。(2355の影響を受けすぎ。けど、ちゃうやろ)
 
アシカとイルカのショーを見て、ザバザバ水がかかった前の方の席の人を気の毒がりながらも楽しんだ。
 
 
水族館を出て、駅方面に歩いたら桜並木が見えてきた。
 
 
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生憎の天気ではあったが、桜の下でウェディングドレス姿の女性が写真を撮られていた。良く見たら新郎もいた。新郎に気づかないぐらい新婦が際立っていたのだ。桜の薄いピンクと純白のドレスの組み合わせは絵になる。周りも微かに淡い色がついているように私は感じた。
桜はもう青い葉が見え始め、地面に花びらたくさん落としていた。
ひらひらと舞い落ちる花びらを掴もうとする娘。
足で花びらを掻き散らす息子。
上を見て下見て。どちらの桜も美しいと感じた。
花びらで書かれた「80…」の数字を見つけた。3桁目が読めず、私と子ども達は謎が解けぬままモヤッとを残しバスに乗り込んだ。
 
 
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新幹線に揺られ、帰宅したのは夜だった。
 
次の日、仕事へ向かう途中に見た桜は、「まだ散るのはこれからだぞぅ」という顔をしていた。
こちらはまだこれからだ。
 
桜は満開も美しいけれど、ひらひら舞い始めた頃の方が私は春を感じる。
綺麗なだけって嘘くさい。綺麗だけどそうじゃないって思ってしまう。
 
儚く散っていく春は、今だけのもので、写真には映らないし残せない。
 
それらを感じられた私の心は今きっと穏やかなのであろう。
 
私の心が穏やかになるように「春」が気を遣ってくれたのかも知れない。
 
 
 

今週のお題特別編「春を感じるとき」
〈春のブログキャンペーン 第1週〉