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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

おおきな木がほしかった

おおきな木がほしかった。

 

幼い頃。

小学校へ上がる前の頃。

私は大きな木が欲しかったのだ。

 

「大きな木がほしい」

その思いの先には、大きな木の上に小屋なんか作ってジュース飲んでお菓子を食べて、鳥がピーチクパーチク鳴いているのを聞いて「歌ってるみたいね」なんて思って、それから「太陽がいつもよりちょいとばかり近くて風もそよそよ流れていくわ。うふふっ」と呟きながら絵本を読んで、そんで友達連れて来て一緒にトランプして過ごしてみたいという妄想があった。

木の上に住む、またはくつろぐスペースを作るというのは、アニメで見た「トムソーヤの冒険」に出て来るハックに憧れたことが理由の1つである。

ハックの自由気ままな生活と木の上の小屋が、糸で結ばれ、私の記憶に留まっている。トムがポリーに小言を言われ、窓から飛び出しハックの家へ行く。窮屈な学校生活に嫌気がさしているトムは自由なハックに憧れる。それと同時にその場面を見ていた私もハックに憧れたのだ。あの頃、トムソーヤを見てハックに憧れた子どもは多かったのではないかと思っている。

「大きな木がほしい」理由の1つは先に述べたようにトムソーヤのハックなのだが、もう1つはこちらの絵本を読んだからである。

タイトル「おおきな きが ほしい」

そのままの気持ち。

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コロボックルシリーズ」と同じ、佐藤さとるさんと村上勉さんのコンビによるこちらの絵本は幼少期に数えきれないほど読んだ。

主人公、かおるの思い描く「おおきなき」の姿に私はいつも引っ張り込まれた。

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木にはしごをかけて登ろう。そしてほらあなもあって・・かおるの想像の世界の中で私も一緒に木に登っていた。

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はしごを登るとかわいい小屋が見えてくる。ここでホットケーキを作ろう。

「ぼく、ホットケーキならひとりでできるんだ」

かおるの作るホットケーキの甘いにおいまで想像出来て、なんだか口の中が美味しくなった。

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更に登ると見晴らし台がある。鳥が集い、リスも姿を現す。

これだけ大きな木なら遠くまで見えるのかな?鳥がこれだけ集まったら鳴き声も歌のように聞こえるかな?リスを膝に乗せてみたいな。

そんなことばかり考えていた。

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かおるは季節ごとの「おおきなき」で過ごす自分の姿も想像する。

私はこちらの「秋」が好き。

全体的な色合いも、動物たちの配置も、もみじの落ちている様も、本を開いて物思いにふけているようなかおるの表情も全部好きだ。

「おおきな きが ほしい」はお父さんとかおるが大きな木になる「まてばしい(マテバシイ)」を植えるところで終わる。

まだ小さなマテバシイにじょうろで水をかけるかおるの姿もとても微笑ましい。

幼少期。自分の家の庭にマテバシイを植えるほどの場所がないなぁと思った私は、とりあえず木登りの得意な少女になった。幼稚園で一番大きな木にいつも登って、「今日はどこまで登れたかな?昨日より少し上まで来たかな?」なんて思っていた。

その木には巣箱がつけられていたのだけれど、私は巣箱に鳥が入っているのを一度も見たことがなかった。ある日、なんとなく巣箱に手を突っ込んでみると、もにゃもにゃしたモノが私の手に触れた。なんだろう?と覗き込んでみるとそれは、ものすっごく大きなイモムシだったのだ。今でも思い出せそうな触感。書いているだけで体がかゆくなってきた。

あれ以来、私はむやみに巣箱に手を突っ込んではいない。

出来るだけ色んなところに首をつっこむのも控えているのだ。

(色々な意味で。隅っこで生きてます - バンビのあくび

 

***

 ってなことで、私が「子供の頃に欲しかったもの」は「大きな木」です。

もっと言えば、ツリーハウスですね。

今でもツリーハウスに憧れているところがあるので、なんじゃもんじゃカフェやアカツキカフェには行ってみたいです! 

 

なんじゃもんじゃカフェ|NANJYA MONJYA CAFE

Akatsuki Cafe & Something

 

いつか行く。必ず。

 

おおきなきがほしい (創作えほん 4)

おおきなきがほしい (創作えほん 4)

 

 

 

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉