名古屋市博物館で開催されている『いつだって猫展』へ行って来ました。
「いつだって、猫に夢中!」
今も昔も猫は大人気。ときには美人の魅力をひきたてるマスコットとして、ときには恐ろしい妖怪として、さらには福を招くシンボルとして、猫は変幻自在に江戸の世界を駆けめぐっています。本展では浮世絵を中心として、江戸時代後期に巻き起こった「猫ブーム」をご紹介いたします。猫好きはもちろん、そうでない方も愛らしくさまざまな顔を見せる江戸猫のとりこになること、請け合いです。
周りを見渡すとどこを向いても猫猫猫。「これの何処に猫が!?」と思うような絵でもよーく眺めてみると、ちゃんと猫がいるんです。庶民の生活の中に猫がいたり、美しい女性に抱かれていたり、擬人化されたり、化け猫になったり…。様々な角度の猫が観られてとっても楽しかったです。
作品リストを頂いてきたのですが、猫の絵や招き猫など全部で204の作品を観ることが出来ます。5つの章で構成されており、観やすくて見応えもありました。
その中から私が購入したポストカードでいくつかご紹介致します。
歌川国芳『たとゑ尽の内』
「たとゑ尽の内」はどうやら3枚組の絵らしいのですが、そのうちの1枚がこちら。左上の猫は「いつだって猫展」のポスターにも大きく描かれていますね。猫に紙袋も可愛らしいです。
歌川国芳『其まゝ地口 猫飼好五十三疋 (下)』
『其まゝ地口 猫飼好五十三疋 』は上、中、下の3枚で構成されていて、こちらはそのうちの「下」になります。東海道の宿場町をユーモアたっぷり(と言うか駄洒落)な猫で表現しています。展示では3枚揃った状態で観ることが出来ますよ。
こちらのブログの解説がわかりやすくて、面白かったです!
ネコ版東海道五十三次「猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)」を分類してみた PE2HO
歌川国利『新版猫の玉のり』
明治28年の作品。今回の展覧会の絵の中では1番新しいものだったと思います。こちらでは分かりづらいかも知れませんが、とにかく色使いが華やかな印象を受けました。淡い色合いの絵が多かったので余計にそう見えたのかも知れません。
未詳『大なまづねこのたはむれ』
大なまづのひげを引っ張りながら、なんだかんだ言ってる猫が可愛らしいのです。全体の構図も好きだし、1匹1匹をじっくり眺めるのもまた違って面白いなぁと思いました。
歌川国芳『猫の当て字 たこ』
猫で「たこ」と描いてあります。当て字は何枚かあり、他にも「かつを」や「なまづ」がありましたが、私はこの「たこ」が気に入りました。
なぜって……
たこにしがみついて、喰らい付いてるの可愛いじゃないですか!
逆さまになって喰われているたこの表情も好きなんですー。
お庭にディスプレイされていた猫達。
それから私が購入したモノ。
何処に行っても買いたくなってしまう、マスキングテープ。
オレンジの方が歌川広重Ver.で、緑の方は歌川国芳Ver.です。お一人様一つまでしか購入出来ないため、一つは息子に購入してもらいました。
とっても人気があるようで、なんと歌川広重Ver.は昨日で売り切れらしいです。歌川国芳Ver.も残りわずかとか。再発注はかけているようですが、ゴールデンウイークでの購入は難しいようです。
ふんわりてぬぐい。触り心地はガーゼのハンカチですね。柔らかくて使いやすそうです。
絵も可愛い。真ん中のたこに喰いついている猫ちゃんがお気に入り。
グッズがたくさんあってどれを購入するか悩みますよー。
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ゴールデンウイーク中と言うこともありだいぶ混雑しておりましたが、観に行けて良かったです。
歌川国芳の絵が間近でたくさん見られたんですもの。満足です!
『いつだって猫展』は6月7日まで名古屋市博物館で開催されています。
まだ1ヶ月以上開催していますので、皆様も是非足を運んでみてくださいー。