バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

十人十色の夢がある。六年生の将来の夢が面白かった。

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卒園、卒業など節目のときに「大きくなったら何になりたい?」「将来の夢は?」と文集などに書いたことが誰しもあると思う。

文集を眺めていると、年齢とともに現実を知り、大きすぎて持ち切れなかった夢がだんだん手を伸ばせば届きそうな夢へと変わっていくのがわかってくる。自分の子の夢が変わっていく様も面白いが時々現実的過ぎてさびしくなったりする。

 

先日、娘が小学校の広報誌を持ち帰ってきた。3学期に発送される広報誌には卒業を控えた6年生の将来の夢が全員分掲載されている。私はこれを毎年楽しみにしている。

小学6年生というのはなかなか面白い。体だけでなく、心の成長に個人差がかなりあるようで「こりゃまた大きな夢だな」というものから、着実に一歩ずつ近づいて行こうとする夢まで幅広いのだ。

今回もなかなか面白かったので、少しだけ紹介しようと思う。

昔、クラスにひとりぐらいいた「社長になりたい!」はひとりもいなかったことは先に言っておきます!

 

娘が通っている小学校の6年生、100人弱の夢をすべてみたところ、多かった夢はプロサッカー選手、プロバスケットボール選手、美容師、ウェディングプランナー、パティシエ、看護師であった。

サッカー選手になりたい男の子ででこんなふうに書いている子がいた。

 

将来の夢は、高校サッカーチームで活躍して大人のサッカーチームでゴールを決めまくり、スペインのFCバルセロナでメッシ・ネイマールを抜きたいし、最終バイエルンに移籍して、背番号10番でプレーしたいです。

 

でかい!これはなかなかでかい夢だぞ!

これをすべて実現するのはなかなか困難かも知れないけど、夢としては嫌いじゃない。だって、夢ってこういうことじゃん!と笑みを浮かべながら思った。

プロバスケットボール選手が多いのは、ミニバスのチームがあるためだと思われる。

女の子の人気職業で美容師、看護師が多いのはおそらく昔から変わらないと思うが、ウェディングプランナー、パティシエのようにおしゃれっぽいカタカナ職種を選ぶ女の子が増えている。昔より、色んな職業があるって知っているのだろう。他にはネイリスト、スタイリスト、トリマーみたいなカタカタ職業が並んでいた。華やかであるであるし、お客様が笑顔になるからという意見もあり、これは希望のある夢だと思った。

 

ここからは少数派の夢を見ていきたい。

 

将来の夢は世界各国のお宝を探して、有名なお宝ハンターになることです。そして、豪邸を建ててお母さんを養いたいです。

 

お宝ハンターってどうなってなるの気になったが、実にこどもっぽくて良い夢だと思った。そこに「母を養う」という現実を一気に引き連れてくるような言葉を入れてくるバランスがなんとも言えない。実はこの子の他にもうひとり、お母さんを養いたいと書いている子がいた。これは昔の将来の夢ではなかったような気がする。お母さん孝行なのは素晴らしいと思うが、お父さんも入れてあげてほしいと思った。

 

ぼくの将来の夢は小説家でそのために文章の楽しい書き方や面白い書き方を知るためにいろいろなマンガを読んでいきたいです。

 

うん、マンガも良いんだけど、マンガ以外も読もう!

というか、マンガを読んでいくけど、漫画家ではないんだねとも思った。画力は自信がないからの小説家なのだろうか?という疑問が残る。でも、ガンバレ。

 

僕は年収六百万ぐらいの普通のサラリーマンになって普通に暮らしてのんびり過ごしたいです。そして預金をいっぱいためてどこかへ旅行へ行ったりして楽しい毎日を過ごしたいです。そしていつかは部長などになりたいです。

 

「普通」を前面に押し出しているが、年収六百万はサラリマーンの平均年収より多いというのが面白い。だが、何歳の時点でこの年収に達していたいかは書かれていないため、夢があるとも言えよう。いつかは社長になりたいではなく、部長などとなっているのは最近の傾向だと思う。

 

ぼくの将来の夢は、東京オリンピックに出ることです。実力が世界に通じたらぎりぎりぼくはオリンピック世代なので出れると思います。でももちろん「出たい」と思うだけでは出れるもんじゃないので、中学・高校で努力して夢を叶えたいです。

 

 そうか、オリンピック世代なんだねと思わされた夢。オリンピックに出場することは容易ではないと思うけれど、私なんかはもう年齢の時点でほぼない夢だから、頑張ってほしいと思った。だって、そんな夢も見られる年齢なのだから。

 

 

100人いれば100通りの夢がある。

大きすぎても小さくても夢は夢。

年を重ねるともう夢見ることもできない事柄が出てきてしまうから、まだ12歳のこの子達はたくさん夢を持ったら良いと思うのです。

この先何があるかわからないけれど、頑張っていってほしいと私は思ったのです。