バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

『とりかえっこ とりかえっこ』を読みました ~表情豊かなくだもの達が可愛かったです☆

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ふくだじゅんこさんの『とりかえっこ とりかえっこ』を読んだ。

『とりかえっこ とりかえっこ』は乳児絵本に相当すると思うのだが、これがとっても良かった。ストーリーは単純明快でりんご、みかん、バナナ、メロンがお洋服(それぞれの皮)を脱いで、他の果物ととりかえっこするのだ。

絵本は毎年たくさん出版されるので、乳児向け絵本は極力避けている私だが、これはあまりにも可愛くて、すぐにレジへ持って行った。

乳児向け絵本は多くの言葉を必要としない。最低限の言葉とオノマトペで構成される。では、惹かれる絵本とそうでない絵本の差はなんなのかと考えると、やはり絵の存在は大きいように感じる。好みの絵であるのはもちろん、目をひく大胆なタッチや、鮮やかな色づかい、ほのぼのとした雰囲気など、何かしら「パッと見」で心をグワッと掴まれるものをついつい手に取ってしまう。それから短い文章を読む。

『とりかえっこ とりかえっこ』に出て来るくだもの達は表情が豊かで、何より美味しそうである。ちょっと小さなお洋服ととりかえっこしたバナナさんのおしりが可愛らしく、メロンどんの「およよっ」とした顔もついつい笑ってしまう。

短いストーリーの中にも「着替え」というテーマが盛り込まれているので、お着替えをを促すような使い方もできそうだ。

 

ね?みんなかわいいでしょ?

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本屋さんでみかけたら、チラッとのぞいてみてほしい。

読み終えた時、ほわっと笑っているあなたがいると思います。

 

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こどもへ読み聞かせる時間は後々振り返ってみれば本当に短かった。絵本から学べることはたくさんあるけれど、それを目的をせず、純粋に絵本を読む時間が「たのしい」と思えればそれで良いんじゃないかなと私は思っている。

 

膝の上に乗せて読んであげるのも楽しかったね。

ごろごろ横になって読むのも面白かったね。

 

絵本の内容だけではなく、その時の場面が思い出されると、私は少しだけ優しい気持ちになれるような気がするのだ。

 

 

とりかえっこ とりかえっこ

とりかえっこ とりかえっこ