バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

2018.2.14

塾の保護者会の場で「この時期は生徒以上に親が緊張していることが多い」と講師が言っていた。確かに私も息子の受験を控えているので、まったく緊張していないわけではないけれど、何に緊張するかは人によって少しずつ異なるような気がしている。私の緊張は自分の受験であればただがむしゃらに自分が勉強と向き合い、自信をつけることで緊張を和らげることができるけれど、こどもの受験は見守ることしかできないもどがしさからきているように思う。

ふと自分が高校受験をした頃を思い返して見た。私は自分の目的に向かってただただ進んでいた。三者面談で合格率が30%ぐらいと言われようと落ちる気がしていなかった。今となってはその自信はどこからきているのだ?あの時の私!!などと鼻で笑ってしまいそうになるのだけれど、私は自己暗示をかけていたのだと思う。これだけやっている私が落ちるわけはないだとかきっと1ヶ月後には笑っているんだとかそういうイメージしかなかった。母は「行きたいところがあるならそれが一番良いから」と言うだけでそれ以上のことは私には言わなかった。私を追い詰めるような発言をされなくて本当に助かったと思う。

保護者会では受験生に対する声掛けの良い例と悪い例にも触れていたが、特に目新しいことはなかった。過度な期待が本人には重くのしかかることもあるということをわかっていればそれだけでいい。私は良い例にも悪い例にも入らないようなことばかり話していて、息子には呆れられるのだが、むしろそれぐらいが良いよとも言われるのでこのままの私でいようと思う。

高校の頃、部活動でレギュラーになったとき、ベンチに入れなかった先輩から飛んでくる声は厳しかった。プレーに対する思いの他に、自身が試合に出られないもどかしさも一緒にぶつけてきていた。重い、重いと思いながらもたくさんかけられる声の中から私に対する期待の一筋を感じ取れるようになってからは最後まで諦めないと決めた。以後、ボールが床につくその瞬間まで諦めたことはなく、途中で諦めた者に対して行われる顧問のあつい指導を受けることはなかった。あがく。もがく。カッコ悪くてもジタバタしたらいい。

仮に結果が伴わなかったとしてもジタバタした者は次へのステップとして糧にすることができると思う。

 

夕方、なんだかオムライスが食べたくなった。

そういえばケチャップが足りないなぁと思い、スーパーへ寄ったらケチャップが特売だった。ついでにマッシュルームも安くなっていたので購入した。なんだか今日はツイているなと少し嬉しくなった。

チキンライスを作り、その上にとろけるチーズをのせ、またその上に卵を乗せる。久しぶりに作ったチーズオムライスはとっても美味しかった。「これはうまい!」と言ってくれた息子の言葉を小さなポケットに入れて持ち歩こうと思う。