先日行われた高校入試の発表があり、無事に息子は合格した。入試を終えてから、私はもしかしたら…などと考える時もあったが息子は不安な様子をひとつも見せずに友達の家でおつかれさまパーティーをしたり電車に乗って名古屋へ行ったり、自転車を乗り回したりと自由になった身を存分に楽しんでいた。勉強ができることも大事だとは思うけれど、上手く「遊び」ができることも大事なのではないかと感じた。
春休み中は入学の準備(勉強含む)もしなければいけないが、まだまだ遊ぶらしい。一緒に楽しんでくれる友達がいることを何より嬉しく思う。
私はと言えば、毎日のように送り迎えをしていた塾がなくなり、ぽやっとしている。忙しくしていたぶん気が抜けてしまったようだ。だが「入学のしおり」を読んだら用意するものや書かねばいけない書類が山ほどあって、一気に不安が襲ってきた。手順がわかっているものの処理はわりと得意だが、手続きなどはあんまり得意ではなくできれば後回しにしたい性格なので全部滞りなくこなせるか不安になったのだ。
ひとまずわかりやすく紙に書きだしたら、見えなかったものが見えてきてだいぶ気持ちがラクになった。簡単な計画を立てたら乗り越えられそうな気がした。
春の雨は冷たくて、少しだけさびしく感じた。
忙しい空気の中で私だけ取り残されている気がした。