高円寺にある『えほんやるすばんばんするかいしゃ』へ行った。
小さい店内にはおもちゃ箱をひっくりかえしたような、きらきらした絵本が何冊も置かれていた。
そこできくちちきさんの「とらこのおくりもの」を購入した。
「とらこのおくりもの」は2月に小学館より発売された「とらのことらこ」の主人公、とらこがお母さんの誕生日に贈り物をする話である。
とらこの可愛さは語るまでもないのだが、この本は「えほんやるすばんばんするかいしゃ」さん発行の手製本で非常にあたたかみのある作りになっている。とらこの雰囲気ともあっていてとても素敵なのだ。
それから出口かずみさんの「TOOMIN VALLEY」も購入した。
トーミン谷に迷い込んだ小さいおじいさんの話なのだけれど、可笑しくてくすくす笑ってしまう。ローマ字で書かれた文章をゆっくり読みながら楽しんでいて、読み終えてからA、B、C…の順で話が展開していくABCの本だと気づいた。おそい!
BIKURI!
あ、あと出口かずみさんの「一筆済み便箋」も購入した。
この便箋、すでに冒頭部分が書かれているので、手紙を書くときに書き出しに困ることがない優れものなのだ!すごい!
私にとっては遊園地のようなお店で心が弾んだままきょろきょろして、どれもこれも欲しかったけれど、予算もあるので古本をあと1冊購入してそこまでにした。
また、行きたい。
店主さんも優しかったのでまた行くのだ。
それまで日々の暮らしを送りつつ、胸のはしっこに夢を描いておきたいと思う。