エレベーターマニアなみなさん、こんにちは。
マニアじゃないみなさんもこんにちは。
思い起こせば約2年半ほど前にエレベーター好きの息子とこのような調査をしました。
こちらの記事を読んでくださった通りすがりの方から「築地市場駅のエレベーターが日立製に変わってますよ!」とのコメントを頂きました。すぐに息子に確認したところ、いくつかの駅でエレベーターが変わっていることが判明しましたので、夏休みを利用し、息子が1人で再調査を行いました。この記事も大半は息子が書いたものになります。
ぜひ違いを見て楽しんでいって下さいね。
新宿西口
製造:MITSUBISHI
機種:AXIEZ (2017-)
三菱のAXIEZ最新タイプです。液晶のデザインが変わり、表示がスムーズになりました。
車いす用の階数表示が大型で珍しいと思います。
東新宿
製造:KONE
機種:Mono Space
KONEについては前回の記事を参考にして下さい。
若松河田
製造:KONE
機種:Mono Space
牛込柳町
製造:MITSUBISHI
機種:AXIEZ (2014-2017)
本郷三丁目と同タイプのため、そちらをご覧ください。
牛込神楽坂
製造:KONE
機種:Mono Space
飯田橋
製造:KONE
機種:Mono Space
春日 (文京シビックセンター前)
製造:MITSUBISHI
機種:AXIEZ (2014-2017)
本郷三丁目と同タイプのため、そちらをご覧ください。
本郷三丁目
製造:MITSUBISHI
機種:AXIEZ (2014-2017)
新宿西口駅のひとつ前タイプのAXIEZで、液晶が最新型とは異なります
上野御徒町
製造:KONE
機種:Mono Space
新御徒町
改札行き
製造:KONE
機種:Mono Space
つくばエクスプレス乗り換え改札行き
製造:NIPPON ELEVATOR MFG
機種:SCREW (SC309 Series)
スクリュー式のエレベーターのため、音がうるさく、速度が遅いのが特徴です。
日本エレベーター製造の新しい機種は高い声なのですが、こちらは低め(落ち着いた)音声です。また、SCREWの乗り場のボタンは2種類あるのですが、これは屋外用ボタン(防水加工)になっているようです。
このエレベーターはSCREWの中でも珍しく到着音がついていました。
蔵前
製造:TOSHIBA Leading Innovation>>>
機種:SPACEL-GR
ボタンがあまり見かけないタイプで珍しいです。
ドア開閉時にチャイムがなる仕様になっており、ドアのランプも点滅します。
アナウンスが音声合成を採用しているため不気味な感じになっています。
両国 (江戸東京博物館)
製造:KONE
機種:Mono Space
森下
製造:TOSHIBA Leading Innovation>>>
機種:SPACEL-GR
人が多く、この角度からしか写真が撮れませんでした。蔵前と同タイプです。
清澄白河
製造:KONE
機種:Mono Space
門前仲町
製造:HITACHI Inspire the Next
機種:URBAN ACE
ボタンがあまり見かけないタイプです。
イオンモール幕張新都心やイオンモール座間など最近開業したイオンでよくみかけます。
月島
製造:TOSHIBA Leading Innovation>>>
機種:SPACEL-GR
蔵前と異なり、チャイムはならないのですがランプは点滅します。
勝どき
KONEが多すぎて飽きたため写真は省略します。
製造:KONE
機種:Mono Space
築地市場
製造:HITACHI Inspire the Next
機種:URBAN ACE
汐留 (シオサイト)
KONEが多すぎて飽きたため写真は省略します。
製造:KONE
機種:Mono Space
大門 (浜松町)
製造:TOSHIBA Leading Innovation>>>
機種:SPACEL-GRⅡ
最新型のため液晶表示の下に広範囲を見られるミラーがついています。
液晶表示が四か国語に対応しているようです。
赤羽橋
製造:TOSHIBA Leading Innovation>>>
機種:SPACEL-GRⅡ
ドア開閉時にチャイムがなる仕様になっており、ドアのランプも点滅します。
ボタンは蔵前と同タイプです。
最新型のため液晶表示の下に広範囲を見られるミラーがついています。
大門とは違い四か国語に対応していません。
麻布十番
KONEが多すぎて飽きたため写真は省略します。
製造:KONE
機種:Mono Space
六本木
KONEが多すぎて飽きているのですが、六本木は地下鉄で一番深い駅のため写真を撮りました。
製造:KONE
機種:Mono Space
青山一丁目
製造:MITSUBISHI
機種:AXIEZ (2017-)
新宿西口駅と同タイプです。
写真の液晶は行先のボタンを押さずにドアを閉めたときに出る表示です。
国立競技場 (東京体育館前)
KONEが多すぎて飽きたため写真は省略します。
製造:KONE
機種:Mono Space
代々木
製造:HITACHI Inspire the Next
機種:URBAN ACE
ボタンはイオンタウン吉川美南と同じ大型な丸ボタンです。
また、地下三階のボタンのみボタンがでこぼこしていません。
新宿
製造:Fuji Elevator (工業)
機種:?
このエレベーターの特徴は銀座にある奥野ビルで使われているエレベーターと同じボタンです。(奥野ビルのエレベーターは新日本商工です)
その他の中小メーカーでもこのボタンが使用されている場合があります。
都庁前
↓ (取材時更新中以下は推測)
製造:MITSUBISHI
機種:AXIEZ (2017-)
更新中のため調査できませんでした。更新後は新宿西口駅や青山一丁目駅などと同じようなタイプになるようです。
西新宿五丁目 (清水橋)
製造:CHUO ELEVATOR INDUSTRY
機種:?
中央エレベーター工業のエレベーターもあまり見かけませんが、上野にある国立国会図書館国際子ども図書館にあるエレベーターと同じ機種だと思われます。
油圧式のため、速度が遅いです。
中野坂上
製造:Fuji Elevator (工業)
機種:?
新宿駅と同様、冨士エレベーターですがこちらは人が2、3人乗っただけでかごが少し沈みます。
東中野
取材時改札内故障中
製造:Toyo Hydro Elevator
機種:?
ホームのエレベーターは故障中でしたが、改札外のエレベーターが同タイプのため写真を撮りました。
東洋ハイドロエレベーターは珍しいです。(いなげやによく設置されています)
興味深かったのは、行き先階が近づくにつれ、インジケータに表示される緑の量が変わります。
B4では回数表示、左側の緑が満タン。昇っていくにつれ、緑が減っていきます。B1で緑がなくなります逆に降るときは緑表示が増えていきます。。
中井
製造:DAIKO
機種:?
DAIKOも珍しいエレベーターです。名古屋地下鉄東山線の高畑駅にもあります。
これは油圧式エレベーターです。
息子が言うには、都庁前などにある中央エレベーターとボタンが一緒なのではないか?とのことです。違いは車椅子ボタンが中央エレベーターはボタンの中にマークが表示され青色なのに対し、DAIKOは車椅子マークとボタンが別で白色となっています。
落合南長崎
製造:DAIKO
機種:?
中井駅と同じエレベーターのため説明は省略します。
新江古田
製造:DAIKO
機種:?
中井駅と同じエレベーターのため説明は省略します。
練馬
製造:OTIS
機種:Gen2 Premier
メーカーを問わず、乗場にアナウンスがあるエレベーターは珍しいです。(大阪メトロや近鉄などの関西の駅でみかけることが多いです)
OTISの中でも液晶があるのは珍しいです。
乗場アナウンスは「ドアが閉まります」だが、かごの中では「扉が閉まります」になっています。
車いす用の階数表示の矢印がスクロールするのも珍しいです。
豊島園
製造:HITACHI Inspire the Next
機種:URBAN ACE
門前仲町と同タイプです。
練馬春日町
製造:FUJITEC
機種:EXCELDYNE
油圧式のエレベーターです。
ボタンを押すとボタン左上のランプが点灯します。開閉ボタンはランプがありません。
大江戸線の中で練馬から光が丘が最初に開業した区間なのですが、その中で唯一エレベーターが更新されていません。
理由として考えられるのが、かごの中に「このエレベーターは強度不足の問題に該当しないことが判明しました」と書かれていたことです。裏を返せば他の駅のエレベーターは強度不足だったということかも知れません。
光が丘
製造:OTIS
機種:Gen2 Premier
練馬駅と同じエレベーターのため、説明は省略します。
というわけで、前回調査時に28基あったKONE製のエレベーターが13基にまで減っていました。
これは推測ですが、KONE製エレベーターは海外では主流ですが今後日本では減っていくと思われます。
理由としては地震やシンドラー製での死亡事故がきっかけで日本のエレベーターの基準が厳しくなったためです。
KONE製エレベーターに乗る機会は減っていくと思いますので今のうちに載っておきましょう!
また時間がありましたらエレベーター調査を行いたいと思います!
(大変だから良い子のみんなはマネしないでね)