バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

「好きなもの」から得られる力があると思う。

Twitterで質問や意見を受け付けるマシュマロというものをやっているのですが、マシュマロにこんなご意見がきました。

 

「とことん」が「ことこん」になってるのが可愛らしくてうれしい意見でした。

 

以前にブログにも書いたように息子はエレベーターが大好きです。あと、鉄道やショッピングセンターの音声案内に興味があるようです。ICレコーダーを片手にわざわざ音を録りに行くこともあります。流れているBGMが何かを調べたりもしているようです。

娘は地震や地質学に興味があるようです。いくつかの防災センターへ連れて行った時にもらってきたパンフレットや自分でまとめたレポートを入れた地震ファイルを作っています。また、国旗にも興味があるようで国旗が描かれた下敷きを欲しがったので買ってあげたり、民族博物館へ行ったりしました。

私はこども達の好きなものを否定したことはありません。私自身、絵本やきのこなどが好きなのですが、この「好き」という力から生み出されるものが多いと理解しているからです。

例えばですけど、息子は現在ショッピングセンターに1人で行くことが多いです。開店時間を自分で調べ、間に合うように交通機関の時間を調べ、そこから家を出る時間を決めます。当たり前のようですけど、こういったスキルを身に着けるにあたり「好きなものだからできる」ってあると思うんです。日常生活で「早く起きて!」「急がなきゃ間に合わないよ!」などを言ってしまうこともあると思うんですけど、好きなものにたいしては「自ら調べて間に合うように」できるのです。娘も同様に、レポートは自分で好きだからまとめており、誰かが教えたわけではありません。何処に防災センターがあるか調べて、連れて行ってほしいとお願いされます。

私の個人的な話ですが、私は子どもたちに「生きていく上でのスキルを身につけてもらいたい」と思い、ずっと接してきています。もちろん、勉強は必要で頑張ってもらいたいけれど、勉強だけできてもその他のことが何もできなかったら生きられないように思うのです。

「知識をつけて自ら解決する力」と「自らの力で解決できない時に誰かに頼れる力」の話を時々子ども達にしています。どれだけ頑張っても自分でどうにもできない時は誰かに頼らざるを得ません。けれど、誰に頼ればいいのかも検討がつかなければ解決には近づきません。また、頼るとしても自分の気持ちを言葉にできなければ相手に伝わりません。

幼い子が語彙力が少ないために自分の気持ちが伝わらず、もどかしそうにしている姿を時々見かけます。成長していくうえで語彙力を高め、自分の気持ちを表現できるようにすることは自らを助けると思っています。

こども達からあまり考えられずに投げられた言葉にたいしては「うん、わかった。それでどうしたいと思ってるの?」と尋ねることがあります。子ども達はもう一度考え、もう少し具体的に伝えてくれます。こういったことは繰り返すことで自然に身につくのではないかと思っています。

話す言葉を考えることにより、同時に相手のことも考えます。自分が伝えたくても、受け手に伝わらなければ成立しないからです。

 

話がそれてきましたけれど、私がこども達に身に着けてもらいたいと思っていることは、好きなものを追求するうえでの行動から得るのが一番良いんじゃないかなと思っています。わざわざ「身に着けさせなきゃ!」と思わなくても、行動を起こそうと思えば同時に必要になってくると思うのでその時その時で話をすれば納得してもらえるからです。

 

あとは日々、笑ってます。

「面白いものが好きなんだね!」と言いながら、話しを聞いたりします。

「楽しそうでいいね!」といつも笑うようにしています。

 

それぞれの好きなものを認め合うってお互いの知識も増えるし、安心するし、良いことしかないんじゃないかなって思ってます。