バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

磨く

久しぶりに自己嫌悪に陥っていて、なんだか吐きそうなくらいになっている。なんというか、いつまで経っても人間的に成長できない自分に呆れている。

ここ数ヶ月、自己を磨くことを意識して過ごしてきた。暗いトンネルから出て、必要な空気を吸い、「さあ、これからやるぞー!」と張り切ってずんずん進もうと思っていたら、蹴っ飛ばされて湖に落とされたという比喩が成り立つくらいごぼごぼと沈んでいったのだけれど、それでも私はびしょびしょになりながらなんとか湖から這い出てきた。このままの私ではびしょびしょすぎて風邪をひいてしまうので、少しでも強くなれるようにたくさんの人に会って会話をし、心の安定もはかってきた。

実際、ある程度の成果は形になって表れていて有難いことだと思っている。

けど、まあ、足りんのよ……お恥ずかしい。

まだまだってことなら、進んでいくしかないので引き続きぴかぴかになるまで磨いていこうと思う。

目標は光る泥団子だな。

あそこまでたどり着いたらどんな世界が見えるのだろう。

 

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毎月恒例「本の会」に参加した。

メンバーが少しでも入れ替わると、話す内容や空気が変化することを何回か参加してみて気がついた。隣にいた方がはじめて参加された人だったため、話しかけずにはいられなくてどうでもいいことを話しかけていた。その場にいる人達が仲が良ければ良いほど、アウェー感があって居づらいことってあるんじゃないかと私は思っている。そんな時は、私の人見知り気質をどこかへ追いやってでも、居づらそうな人が少しでも気楽になれるようにつとめてしまう。きっと、不安に思っている誰かの顔が私のように見えるのだろう。「大丈夫だよ。私もそうだよ」と言いたいのかもしれない。

今回の本の会で私は「石たちの声がきこえる」と「このよでいちばんはやいのは」の2冊を紹介した。

「石たちの声がきこえる」はシリアから逃れる難民の話を色んな色の石で描いた絵本だ。紛争が起きている危険な地から、船が沈没することもなく新しい地へ降り立った人々をを見たとき、私達は簡単に「良かったね」と思ってしまっていないだろうか。確かに危険は減った。けれど、もう楽しい日々を過ごした地に帰ることはない。平和とは何かをもう一度考えるきっかけになると思う。無機質なはずの石から冷たさも温かさも感じられる素晴らしい絵本である。内容的にはもしかしたら難しいと思う子どももいるかもしれない。けれど、私の記憶をたどると内容がわからなくても、絵のインパクトで覚えている絵本がたくさん存在している。大人になってから再会し「ああ、こんな内容だったんだ」と思ったことは数えきれない。内容の難しさはきっと綺麗な石たちが助けてくれるだろう。

 

もう1冊の「このよでいちばんはやいのは」については先日書いたので、こちらを読んで頂きたい。 

bambi-eco1020.hatenablog.com

他の人が紹介していた本も興味深く、雑談が楽しかった。

日常会話ではあまり話題にならない事柄について話をするのが楽しいのかもしれない。

私はもっと広い世界を見なければいけない。

私には想像力があるのだから。

 

 

 

 

石たちの声がきこえる

石たちの声がきこえる