バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20191230 ~今年の汚れ今年のうちに

f:id:bambi_eco1020:20191230084504j:image

昔、たまたま取った電話に怖い思いをしたことがある。ドスの聞いた声で襲うぞと脅してくるもので、いたずらであったとしても不安になった。それは自宅電話にかかってきたのだが、当時、電話帳には住所も載っていたため、しばらく警戒をして過ごした。相手の顔がわからないので、歩いている男性すべてが警戒する対象であり、1日を過ごすだけでも神経をすり減らしてしまいおかしくなりそうだった。

きっと、相手の顔がわかる方がもう少し落ち着いていられるだろうなとその時は思った。

今は、相手がわかっていたとしても警戒して時を過ごすことは同じくらい精神的に追いつめられると感じている。

精神的苦痛ってなんなのか時々考える。誰の目にもうつらない状態で、じわじわ心を黒く塗りつぶす。黒い闇が増えるほど、明るさを取り戻すのは困難であり、自分でもがこうとしても、何かが足を引っ張ってすぐには這い上がれない。恐ろしいよなって思う。

「大丈夫、大丈夫」こころの中で唱えて仕切り直すことが度々ある。何をするにも答えがないので、自分の考えと行動が大きく外れていないか不安になる。不安なままの私を頼らなければいけない者がいることを思いながら、小さな1歩を踏み固めながら進む。

「今年の汚れ今年のうちに」

あのCMが脳内再生された。黒くなった部分はできるだけ今年に置いていこう。

年が変わることは気持ちを切り替えるきっかけになる。

また来年。ひとつでも多く笑えるように、笑わせてあげられるように過ごしたいと思う。

 

昨日、本屋さんをたくさん回った。ゆっくり見たい思いもあったけれど、年内営業最終日のところも多く、頭の中で場所を整理してだだっと駆け巡った。ひとこと、ふたこと言葉を交わすことは喜びである。

その中で夏にも訪れたお店で「前と印象が違いますね」と言われた。「え?そうですか?」と答えて帰宅したのち、母にその話をしたら「前よりかわいくなった気がする」なんて言われたので笑ってしまった。いくつになっても私は母の子なのだ。

ねぐせでぴょんと跳ねた髪の毛を撫でながらこの文章を書いている。

私の心はどこまでも穏やかである。