バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20200104

ここ数年、化粧はただ粉を肌にのせているだけの状態であったが、最近は楽しいと感じている。

心に余裕がなく、明るさの足りない部屋で鏡を見ていた頃は気づかなかったが、太陽の注ぐ部屋で見た自分の顔が年相応の年月を重ねていることに驚いたのだ。

アイシャドウをしてアイラインをひく。ひとつひとつの動作が楽しく、自分の顔はキャンパスなんだなと思った。

そういえば、若い頃は青や緑のアイシャドウも好きだったと思い出した。青は結婚パーティーのメイクをして頂いた方に「似合いますね」って言われたんだっけ。そのあと「ウェディングメイクのモデルやりませんか?」とお話を頂いたが、私は写真を撮られることが苦手なのでお断りしたのだった。今となれば、やっておいても良かったと思えるけれど、あのときの私が出した最良の答えだろうからこれでいい。

結婚パーティーといえば、都内のレストランで行ったのだが、私は新婦でありながらずっと料理を食べていて「こんなに食べている花嫁は見たことがない」と皆に言われた。

「だって、料理で選んだ場所だよ。終わってから冷めた料理を食べたくないよね」

そう話す私を友人はまた笑って見ていた。