バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

思った

傘のむこう

意識せずとも鼻腔を刺激していた金木犀の香りはいつの間にか何処かへ消えていった。 半袖を着ればいいのか、それとも長袖にするか、悩んでしまうような気候は私の移ろいやすく、ぐらぐらしている心のようだと思う。 手を伸ばしても届かないものへ思いを馳せ…

意思の表明

伏見ミリオン座で『コレクティブ 国家の嘘』を観た。 映画「コレクティブ 国家の嘘」公式サイト|10月2日(土)ロードショー (transformer.co.jp) 2015年10月、ルーマニア・ブカレストのクラブ“コレクティブ”でライブ中に火災が発生。27名の死者と180名の負傷…

基本の「キ」

物事はなんでも、基本をある程度理解してからアレンジを加えるものだと思う。 それを一番最初に学ぶのは算数のような気がする。基本の計算ができなければ応用問題が解けないことを多くの人が知っている。 それなのに「大人」と呼ばれるような年齢になると、…

まるがひとつ弾けて。

4回に分けて「私の父の話」を書いた。 ごく平凡な生活を送った、ただの男の人の話は誰かにとって何かを生み出すようなことはないと思う。けれど、私にとって「父のことを書く」行為は必要であったように感じている。 以前、iakuという劇団の「目頭を押さえた…

夜に車を運転するとき

ブログにも度々書いているけれど、津市久居の『ひびうた』で開催される「本の会」や「音楽の会」によく顔を出している。 私の自宅から『ひびうた』まで、車で1時間弱かかる(空いているときは40分ぐらいでい行けたりする)のだが、時々「遠くないですか?行…

集中する

夏期休暇明け。 昨夜、仕事のことを考えていたらなかなか眠りにつけず、ようやく眠りについたと思ったら酷い生理痛であまりにも痛くて真夜中に起きた。薬を飲んだけれど、また眠れなくて結局、頭がぼやっとしたまま朝になった。 それでも休み明けの忙しさは…

傍観者

昨日は『本の会』があったので参加した。出かけることや人が集まることが制限される中で会を開くのは、決断と勇気が必要なんじゃないかと思うので、主催者には感謝している。 いつも参加される人と話す楽しみ、新しい人と関わる楽しみもあるけれど、それらが…

わたしはいつもそこで。

ブログにも時々書いているが、現在、私の父は脳梗塞による認知症のため入院をしている。私はもう1年以上会っていないし、他の家族もリモートで会話をしたのが半年以上前らしい。この時世なので仕方がないことだと思いながら日々を過ごしている。 今年に入っ…

歩きながら考える

Innovative Incubation of Regional Arts 三重—広島 2021「キラル / 抄訳 漂泊の家(Théâtre de Belleville)を観た。 広島の劇団「グンジョーブタイ」所属、第26回劇作家協会新人戯曲賞最終候補作家・泉晟による「キラル」と、京都の劇団「烏丸ストロークロ…

「好き」で埋め尽くす

毎朝、日めくりカレンダーをめくっている。このカレンダー、毎日書かれている「ひとこと」の温度がちょうど良くてとても気に入っている。 昨日は「好きを続ける日」と書かれていた。 「好きを続ける」ってことば、使いそうで使わない気がした。 「好きを続け…

ことばが舞う

前回のニッキを書いてから5本くらい映画を鑑賞し、本を読み、音楽を聴き、お芝居も観に行った。 アクティブに動こうとしているのではなく、自分のご機嫌を取りにいっている。確実に。私の機嫌を取るのは私であって、私を愛するのも私であることを忘れてはい…

『寝』

昨日、ドーナツを作った。ホットケーキミックスで作るような簡単なドーナツは作ったことがあったけれど、強力粉と薄力粉を混ぜて作ったのははじめてだ。 オールドファッションのようなザクザクした食感のドーナツが作りたかったので、チャレンジしてみたのだ…

あかり

ざわざわしそうになる心をできるだけ奥に追いやって、楽しいことを考えるようにしている。 信じるとか信頼してるというより、仕事をする上でも含み、少しばかり心を許していた人たちがことごとく遠くへ行ってしまった。それは、私が直接関係しないものもある…

笑顔でさようなら

小冊子『murren』vol.25 「ネパールの音」を読んだ。壮大な自然とそこで生きる人達の話は遠くのことのようでいて、自分の身近に落ちている話であるような気がした。おそらく、世界のどこであっても「今日を生きている」ことが共通しているからなのだろう。 …

美味しいごはん

上間陽子さんの『海をあげる』を読んだ。 沖縄で暮らす著者が、このエッセイを通して響かせてくる声はじわじわと大きくなり、読み終えて数日経った今、私の一部として心に住んでしまっているかのようだ。 私は沖縄に縁がなく、沖縄と言えば、陽気なひとが多…

光のように

すごくがんばっている、と、なにもできていない、の間にいつも身を置いているような気がする。 ゆらゆら。 揺れないのは「皆がしあわせであればいい」という思いだけだ。 私を傷つけたひともしあわせであってほしい。 心から願っている。 玄関にクリスマスグ…

言葉を届けるよ

良いお天気だった。 それだけで気持ちが良かった。 いちにち、本を読んでいた。昨日から読んでいた桐野夏生さんの『日没』を読み終え、平行して読んでいる『病と障害と、傍らにあった本。』を読んだ。本の感想などはまた今度。 あとは、絵本を見たり。 きく…

ワインレッドのベレー帽

帽子が苦手だった。 何回かチャレンジしたときは、かぶると肩が凝り、首が疲れ、しんどくなってしまった。かぶりたいけれど、もういいやーと何年も思っていた。 だが、先日、いつも参加している「音楽の会」に帽子をかぶって来られた方がいて、とても似合っ…

濾過

朝晩、だいぶ冷え込むようになってきた。夜の散歩をしようと玄関のドアを開けたら、ひんやりとした空気が一瞬で私を包んだ。ひんやりとした空気はキライじゃない。なにか、背筋がピンッ!とするようで、ぼんやりとしていた頭が鮮明になるからだ。 あと1ヶ月…

メリーゴーランド 増田さん×シマウマ書房 鈴木さんによるbook talkのこと。

9月16日から10月12日までの期間、四日市のメリーゴーランドで名古屋のシマウマ書房による古本展示販売が行われていた。こちらの展示販売は途中で入れ替えもあったりしてとても楽しく買い物をさせてもらった。 そして、展示販売だけではなくメリーゴーランド…

離婚しました。

先日、調停離婚が成立した。 離婚が成立すると、心が軽くなるのかと思ったがまだ何か重たいものが残っている。届いた調書を役所へ提出したらまた少しだけ軽くなるような気はしている。 調停を申し立てるにあたり、裁判へ移行することも想定していたので、短…

暑い夏の日に公園を散歩した。

ほとんど人のいない公園を歩いた。太陽が燦々と照りつけ、芝の上ではしゅぷしゅぷきらきらしたスプリンクラーの水が光っていた。咲き終えたバラの下には汗をふきながら手入れをしている人の姿があった。 この暑い日にグラスハウス(温室のような建物)の中に入…

20200801

夏が本気を出してきていよいよメンタル、体調面を気にしていかないと倒れそうな皆さん、いかがお過ごしですか? 私はぼちぼち生きてます。 *** 変化に弱い人間である。 仕事が変わったり、引っ越しをするなど、変化を受け入れなければいけない場面がある…

20200724

4連休。 朝はゆっくりしていようとかしらと毛布にくるまれ、にやにやしていたら、いつもの起床時間にスマホのバイブが鳴り出した。 政府が作り出した連休にスマホが対応しきれていなかったらしい。ぎゃふん。 スマホのバイブ、というか、それ以前のガラケー…

20200619 ~流れるままに

手に力が入らないことがたびたびある。 極度の不安からきているのではないかと推測しているが、心の在り方がどうにもわからず、もやもやした日々を送っている。 「行動すること」がいちばんの近道だと数ヵ月前に心を決め、動き出した。だが、世の中の動きと…

20200604

何もかもを一気に飛び越えるような跳躍力は備えていないので、毎日、目に見えないくらいのなにかを積み重ねるように息をしている。 言葉を紡ぐこと、適度に体を動かすこと、自身と向き合うこと。 この先が見えないのなら、見えたときに動じないこころを育て…

20200519

どうやら日記やそれっぽいことを50日連続で書いているようだ。 ムリをしているつもりはなく、自分があとで振り返るときの記録にしようと思って書いている。この世の中であることもそうだし、おそらく現在、私のおかれている状況が心に負担をきたすものである…

20200514 生活感があること

朝起きたら、まだしんどかったので、仕事を休んだ。午前中はずっと寝ていた。昼に起きてから『すいか』の続きを観た。 登場人物がそれぞれの個性を受け入れ、楽しんで生きているさまが気持ち良かった。良いことばかりではないし、苦しくても進まなければ行け…

20200510

最近、スーパーの野菜が高くて手が出ないので農産物直売所へ野菜を買いに行った。 新玉ねぎ、ミディトマト、たけのこ、そら豆、スナップエンドウ、ほうれん草、ふき。 昨年から色々あり、ひっそりと暮らしているし、ご近所付き合いもないため、野菜をもらう…

20200505

太陽が顔を出していたので、こたつ布団の洗濯をした。5月になって暑い日も続いているのだから、もう、こたつはいらない。 連休だが、ごみの収集日だったので、右手と左手それぞれにごみ袋をぎゅっとつかんでごみを運んだ。集積所のふたを開けてごみを置く。…