バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

2015.4.11 〜青空と猫と。それから接吻

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久しぶりの青空だった。

今週は空の機嫌が悪かったようで、ぐずぐずとした天気ばかりだった。息子は自転車通学初日から雨合羽を着る羽目になった。ただでさえ、時間も間に合うだろうか、荷物はしっかり紐で留められているだろうかと落ち着かない気持ちでいるのに、雨合羽を着る手間まで加わったのだ。思わず息子に声をかけ続けていたら「お母さん、"自立"するんだから自分で考える」と言われてしまった。ごもっともである。

そこからはググッと口をつぐんで、ゆったりとしたペースの準備でもグググっと口をつぐんで、行ってらっしゃいと見送った。

 

今日は、広がる青空を見た途端「洗濯日和!」とばかりに洗濯機を勢いよく回し始めた。洗い終えた洗濯物をかごに入れ、物干し竿へかけていく。ゆらゆら揺れる洗濯物と青空は見ているだけで気分が晴れる。

次は掃除に取りかかった。お風呂もトイレもすっきりと。掃除機かけて、モップがけをして。

終えたら大事な一休み。

コーヒーを飲んで本を読んだ。ゆっくりとした時間が過ぎていく。

 

午後から息子と一緒に「喫茶tayu−tau」へ行った。

喫茶 tayu-tau -たゆ たう-

5つのテーブルしかない小さな喫茶店は常に順番待ちである。(12時と12時30分だけ予約ができる)待っている間は、同じ建物内にあるノビ文具で色んな文具や雑貨を眺めていた。古本が並んだ本棚の2段目、左端に、なぜかは知らぬが猫に関する本が集められていた。背表紙を目で追って、いくつか手に取って、結局、2冊購入してきた。

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『ねこのどどいつあいうえお』
クラフト・エヴィング商會プレゼンツ−  猫』
 
『猫』は猫に魅せられた作家達の珠玉の随筆集と書いてあった。
1つずつゆっくりと読んでいこうと思う。にゃーん。
 
『ねこのどどいつあいうえお』は「都都逸」つまり七・七・七・五の定型文で書かれた言葉の絵本だ。それに加え、あいうえおから始まり、更に「猫」しばりなんて考えただけでもうひょひょと笑えてくる。
 
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スズキコージさんの絵も独特で味わい深く、様々な表情の猫が楽しめる。
スズキコージさんが絵を描かれた絵本は以前に1冊、紹介しているのでこちらもどうぞ。
 
ノビ文具を出て、庭を散歩し、隣にあるお寺も見て回った頃、tayu−tauから連絡が来たのでお店へ向かった。静かで落ち着いた店内。ご夫婦がムダのない動きで、あちこち動き回っている。息子はハンバーグを頼み、私はクレームブリュレとコーヒーを頼んだ。運ばれてきたハンバーグはぽっくり高さのあるまあるいハンバーグだった。添えられた野菜の彩りに魅せられた。レタス、ラディッシュブロッコリー、カリフラワー、にんじん、マッシュポテト、それから揚げたエリンギとエノキダケ。あとは忘れちゃった。とにかく綺麗だった。
私の前に置かれたクレームブリュレスプーンを入れると、表面のカラメルがぱりんと割れた。カスタードは甘すぎず、焦がしたカラメルとの相性も程良かった。息子はクレームブリュレを食べた事がなかったようなので、少しあげた。とても気に入ったらしく、次から次へとスプーンを口へ運んでいた。少しのつもりが少しじゃなくなったパターンである。
コーヒーのカップが縁の厚いぽってりしたモノだったのでああ、これは接吻だったな、と思った。
(卯野さんの記事をご覧頂ければわかります。この記事好き。喫茶店でさいごの接吻 - nerumae)
 
フォークの音もカップを置く音も聞こえるくらいゆったりとした時間。
美味しい食べ物と静かに流れる音楽。
とても居心地が良く幸せなひとときだった。
 
 
帰宅後、大量の洗濯物をひたすら畳んだ。
 
あたたかさを含んだ洗濯物はほんのり太陽のにおいがした。
 
 


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