- 作者: 又吉直樹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/11/23
- メディア: 文庫
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娘(6歳)はラーメンズ片桐さんとピース又吉さんとロッチ中岡さんの区別がつきません。
この本を手にして読んでいたところ「あ、ロッチがいる~」と言うので「違うよ」と言うと「・・・あっ!大人のピタゴラスイッチに出てた人だ!」・・いや、それは片桐さんだから!と、まあ、そんな具合になる訳ですよ。
そんな日にグッドタイミングで「よしもとオシャレ芸人」なるものに又吉さんが選ばれてテレビに出てるじゃないですか!
娘に「これ、この人だよ」と本とテレビを交互に指さしながら説明したら、テレビに映るオシャレスタイルの又吉さんを凝視し「この人、今、生きてる人?」と真顔で質問してきました。私は優しいので「う、うん、たぶんね」と母親らしく教えてあげましたヨ!
娘の中ではそんな認識の又吉さんですが、私はわりと好きです。アメトークに出てるのも面白かったし、きゃりーぱみゅぱみゅに「まったん」とか呼ばれちゃってる感じも好きですね。
ですが、いまだ又吉さんが書いている本は読んだことがなかったんです。読むキッカケとなったのは、私がとても尊敬している(下僕の)ソントンさんが「面白い、面白い!」とブログに書いていたから。「そりゃ、読まなあかん!」となりまして。
ここから本に関する感想に入りたいところですが、ソントンさんのブログを読んだ方が早い気が・・こちらからどうぞw→OFZK 又吉直樹 『第2図書係補佐』
てか、ソントンさんのブログ、他のも面白いので全部読んだらいいと思う。本が好きな人、行き倒れそうな人、光より影の方が若干多い人、(つまり私!)にはオススメですー。
話を戻しまして。
又吉さんが本の紹介をしているのですが、ただ紹介しているのではなくエッセイのような短編のような素敵なカタチで書かれているんですよ。説明ヘタなんで読んだ方が早いです。
『炎上する君』や『月の砂漠とさばさばと』の紹介で姪っ子や知らん子供の話が出てくるんだけど子を持つ親としては「あるよなぁ!」とクスッとしました。
『香水 ある人殺しの物語 』の紹介の鼻血の話。私、鼻血っ子だったのでよーくわかります、わかります、わかりますとも。
又吉さんの文がとても読みやすく、また身近な内容なので、ずっと読んでいくと又吉さんと自分がオーバーラップする部分が誰でもあるんじゃないかなぁと思います。
それに加えて、いつも手に取らないようなジャンルの本を読んでみたくなるのは単純にスゴイと思います。
そんな訳でこの本と共に紹介されている本もどんどん読んでいこうじゃないですか!
面白いので仕事帰りに買っていかれると良いと思いますよ♪(私、書店員じゃないぞい!)