バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

走りぬける乙女。

昨日、息子のマラソン大会がありました。

運動が苦手な息子くん。朝はいつも以上にだらだら動き、「行きたくないよ」オーラを体中から出しておりました。マラソン許可証がないとマラソン大会に出られないので「早くこれランドセルに入れてよ」と言ってるのにギリギリまで入れないというせめてもの抵抗。

そのうち目にうっすら涙が浮かんでたので「そんなに行きたくないの?」と聞くと「いや、眠くてあくびしただけ!」と、そこは男の子らしく強がってましたわ。

ちょっと心配してたけど帰ったらニコニコしてたのでとりあえずホッとしたのが本音です。嫌なことでもやり遂げたら違った世界が見えたのではないでしょうか。

 そんな話から始まるマラソン大会のおもひで。

オチがない駄文なので記録として書いておきます(笑)

今回は高校2年生の時のお話です。

私が通っていた女子高は1,2年生が一斉に10キロを走るマラソン大会でした。

2学年合わせて700人弱の中、バレー部に所属していた私は部の目標(顧問が勝手に決めた)である100位以内にとりあえず入ろうと考えていました。ちなみに30位以内が入賞なのですが10位までは全員陸上部という感じです。(1年生の時は85位くらいでした)

ヨーイドン!とスタートを切る場所は周りに何にもない田舎の田畑の中。ここから学校を目指して走る訳です。この10キロ、ただの10キロではございません。途中、山道が入る10キロです。疲れた頃にやってくる坂はしんどいしんどい・・。走っても「前に進んでるの?」ぐらいの傾斜なので歩いている子が7割くらい。

私はと言えば、この坂が目に入った瞬間「うわぁ・・」と思いましたが、「ここは誰かに追われていると思おう!捕まったらコロサレル!」と勝手に妄想し、必死の形相でなんとか足を前に出して一歩ずつ登っていました。くねくねした道を折り返し、後半分でその坂は上りきる、でも顔はひっどい有様で汗もダラダラ・・そんな時、そこに誰かが立っているのが見えました。

おっと、顧問の先生ではないですか!コイツにこのひどい形相を見られ、後でバカにされるのも癪だよなと瞬時に思い、顔はキリッとに切り替えました。顔はね。。

どんだけ顔をキリッと変えてもボロボロの体はついてこず。余計なことを考えたばかりになんとか前に出していた足がもつれて顧問の真ん前で素っ転びましたよ・・とほほ。

そんでもヤツは手を出すわけでもなく、声をかけるわけでもなくただ腕を組んで眺めていたっけ。鬼ですな!鬼!

そこから先はもう鬼に追われている妄想にシフトし、命からがらひたすら逃げる逃げる。終盤の土手の上では流れている川を眺めて「あの水はきっと毒が入っている」とかもう頭がどっかイッってましたね。。痛い子、あたし。

イタイイタイ妄想のおかげでいざゴールしてみたら21位。

部内で私より早かったのは部長の子のみ。私の妄想作戦でもこの順位しか叩き出せなかったので「ねぇ、どうしたらそんなに早く走れるの?」とボロボロ顔で聞いてみたら「え?早く終わりたかったから急いだの~うふふ♡」と余裕の笑みを浮かべられましたわ・・。

この部長さん、かわいくて優しくて天然っぷりも嫌味じゃなくて本当に天使だったんですよ。「天は(人を選んで)二物以上の物を与えるんだな」とこの時悟りました。

 そんな17歳の冬。

箸が転がってもおかしかったけど、心はやっぱり闇でしたね(笑)

もう少し清らかな色恋沙汰とかあっても良かったなぁ!


井乃頭蓄音団 / ともだち - YouTube

井乃頭蓄音団って下品だけど、たまにグっとくる時があるんですよね。

その時の精神状態かな?

下品と言えばコンドームの歌が3曲ぐらいあるのです。付けかたがわからなかった、付けわすれるくらいに、持っていなかったの3本立て。持っていなかったの「四つも足りないんだ」で笑っちまうのが悔しい。あとはyoutubeで観たら良いよ。乙女なのでこれ以上言えません!

 昔、ラジオで『素直な自分』が流れた時に「おおっ!」と思う歌詞があってそれ以来たまに聴いてます。その歌詞はこれです。なんとなく情景が見える。

トーキョーナンバーワンソウルセット
フィッシュマンズを交互に聴いた後
友部正人さんの歌を歌って
とっても淋しくなったなら

飲みにでも行こう どうせならば
君と行った阿佐ヶ谷駅
あの古臭い居酒屋へ行こう
初めっから日本酒を頼もう