図書館を軸に起きる様々な「日常の謎」を解いていくお話。児童書なのでサラサラと読めます。
本と図書館が好きな人には特にオススメ。
図書館って色んな人が来て、司書さんはこんなに仕事があって…と見えているようで見えなかったことが理解できました。
やっぱり良いですね、図書館!
この本に番外編として「雨の日も図書館へいこう」って話があるのですが、雨があまり好きじゃない人は読まれると良いと思います。雨も良いですよ。本がふにゃふにゃになるだけじゃないのですよー。
この本の中で「人と話をするって、きっと、わたしたちが思っている以上に大切なことなのよ」と言う一文があるのですが、これは本当によーくわかります。
ひとりでは持ちきれなくなったものを吐き出す。恥ずかしながら、最近はその作業しかしておりません。相手からの反応は特に期待しておらず、とにかく吐き出したいだけ吐き出すと言うワガママっぷりでございます。それに応えて下さっている方には本当に感謝しております。おでこが床に着くくらいひれ伏したいという思いは頭の片隅の本当に隅っこにはありますです(笑)
それから、こちらの文も素敵でした。
『言葉はわたしたちの、剣であり、盾であり、食事であり、恋人である。
言葉は時に、剣を防ぎ、盾を壊し、食事を隠し、恋人を奪う。
あなたが言葉の海に漕ぎ出す時には、言葉は船にもなるだろう。
あなたが言葉の空に飛び出す時には、言葉は羽にもなるだろう。
そして、いつかあなたが新しい世界に旅立つなら、
言葉の川を言葉の橋でわたり、
言葉でつくられた扉を、言葉の鍵で開けるだろう。』
解釈は色々あるかと思いますが、とりあえず私とお話しませんか?