バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

娘がいない

昨日の話。

午前中、娘が外に遊びに行きたいと言った。

話を聞くと大通りの向こうまで行きたいらしいので、「お兄ちゃんと一緒ならいいよ」と言うと2人で仲良く自転車に乗って出かけて行った。
1時間ぐらい経った頃だろうか?
息子がメールをしてきて「僕だけ先に帰ってもいい?」と。
電話をしてみたら、今は娘の友達であるKくんの家にいるらしい。
Kくんの家はウチのものすごく近所で、娘1人でも帰って来られる距離。息子に「いいよ。先に帰っておいで」と言った。
しばらくして息子が帰宅。本当は娘と一緒に帰ろうと思ったらしいのだが、娘が「もっと遊ぶ!」と言ってきかなかったらしい。
 
息子に「どの辺で遊んできたの?」といくつか質問し、会話をしていく中で話の辻褄が合わなくなってきた。
ん?と思い、詳しく探ってみるとどうやらKくんと言うのは、娘のクラスにいるもう1人のKくんのことだと判明。
いや?待てよ?そのKくんの家って・・大通りの向うじゃん!!
 
慌てた。慌てた。娘1人で帰ってくるには心配になる距離。
息子を少々攻めてしまったが、勘違いをした私も悪い。
息子を車に乗せて、娘の大捜索開始。
 
最初はそのKくんの家に行ってみる。・・娘の自転車がない。ここではない。
「一緒に何人か友達が来てたよ」という息子の情報を元にあと3軒見て回る。
・・どこにも娘の自転車がない!
息子に自転車で来た道を教えてもらい、道順をたどってみる。
いない。影も形もない。
ああ、どこに行ったんだろう?もうウチじゃないか・・と心配でグッタリしながら前をよく見たら同じクラスのSちゃんのお母さんが手を振っていた。
「ああぁぁぁ!」
もう訳のわからない言葉を発しながらSちゃんのお母さんのところへ。
話を聞くと、Sちゃんのお母さんもSちゃんがどこに行ったのか探していてようやく発見し、一緒にいた娘が1人だと気づき「こりゃ、いかん」と車に自転車と娘を乗せてウチまで来てくれたんだって。。ありがたや。
「来てみたけどいないから、きっと探してるんだと思って待ってたんだ」と天使のほほえみで言ってくれた。眩しすぎる。
 
親達のそんな心配も他所に娘とSちゃんは公園で遊びながら「また一緒に遊ぼうねー♪」と笑いながら言っていた。
 
なんでも先週、保育園で何人かの友達と一緒に遊ぶ約束をしていたらしい。
まさかそんな遠くまでその約束を果たすべく行くなんて・・。
 
ホッとしてコーヒーを飲みながら色々考えて見たら、「私もそんなことあったなー」と思い出した。
幼稚園の時にバス通園していたのだが、友達の家で遊びたくて自分のところではなく、友達が降りる時に一緒に降りたんだ。先生は「約束してるの?」と聞いてくれたけど私は友達と約束してたから「うん」と答えた。
先生の言っていた「約束」は「おうちの人に言ってあるの?」も含んでいたことなんて到底知らず、親はとても焦ったことだろう。
 
もう6歳にもなると、友達同士の大事な約束事ができてくるんだと思った。
「子どもだから~」ですませられない大事な約束。
でもお母さんにもちゃんと話してほしいと伝えたよ。
 
まあ、この行動をした娘が私の娘であることは間違いないなぁと思った。
 
夜に読んでた本がふわふわして気持ちよかったし、色んなことがわかった日。
とても良い1日だった。