バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

掴み損ねてまたフワリ

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娘がぬいぐるみの前で何やらガサガサやっていた。

「何してるの?」
「⚪︎⚪︎(ぬいぐるみ)の歯を磨いてあげてるの♪」
「ふーん。あれ?歯ブラシなんてそこにあったっけ?何で磨いてるの?」
 
ドライバー!!
 
今日はこの破壊力にやられました。
しかもよく見たらドライバーセットを持ち出し、ご丁寧に使い分けながら磨いておりました。
かわいいけどさ、そのぬいぐるみは歯がないからね。
そんな日曜です。いかがお過ごしですか?
  
今日、何気なく「お母さんてどんなバイトしたことある?」と息子に聞かれた。
「あ、セブンイレブンの惣菜作ってたことあるよ。でも一番長かったのは酒屋かなぁ・・」
(居酒屋じゃないですよ。チェーン展開しているような酒屋さんでした)
「えっ!ビールとか酒とか重たいじゃん。持てるの?というか持ってたの?」
 
この質問で、そういえば重たかったけど瓶ビールをケースで持ってたよなぁと思い出した。
 
ビールをケースで運ぶのはけっこう重たい。今、調べてみたら軽く20kgを超えてることがわかった。うははは、我ながら良く運んでいたものである。
そんな瓶ビール1ケース、軽トラでやってくるようなおっちゃんはだいたい運ぶのを手伝ってくれた。
「おねえちゃん、重いから持ってやるよ」みたいなこと言ってヒョイとね。私が満面の笑みで「ありがとうございます♪」と答える。これが1番良いパターン。何回か来ればもう世間話が出来るぐらいの感じにまでなれる。
 
辛かったのは、お値段高めの車で来てビールケースをトランクに入れろと言うお客様。トラックに積むのとは違い、車のボディに当たらないようにビールケースを持ち上げてトランクに納めるのはなかなか重労働だった。しかも手伝ってくれることもなく、ボディに当たらないかをチェックするように見てるだけ。こちらも買って頂いているのでキッチリ仕事はしますけど、少しばかりの優しき心はないんかい!と思ってしまった。絶対この人はレディーファーストとか出来ないんだろうなと勝手な想像もした。顔は笑顔で心はグログロっす。
 
そんな感じでバイトしていたわけですが、一度だけ常連のおっちゃんに「うちに嫁にこないか?」と言われて笑ったことがある。その人は畳屋さんで私がビールケースを運んでいるのを見て「そんなに重たいのを持てるなら畳もいける!」と思ったようで、そこから「嫁にこないか?」となったらしい。重たいモノが持てれば誰でもいいじゃん!って話ですわー。
あ、おっちゃんの嫁じゃなくて息子さんの嫁にって言われたの。念のため。
息子が2人いるからどっちでもいいとまで言われたけど、即お断り。
 
だってだって、その息子は私と同級生の子だったんだもん。
おっちゃんは知らなかったんだね。別に悪い子じゃなかったけど、キッカケがこれはないでしょ。
まあ、一歩間違えれば今は畳屋でい草を編んでたかも知れません・・・。
職人技身につけるのも良かったかも知れないな。
 
今日は内田百閒の『冥途』を読んだ。
「冥途」も良いが「花火」や「件(くだん)」も冷んやりこわい。
ぞくっとするような恐怖。たまには良いですぞよ。 

 

冥途

冥途

  
私は涙のこぼれ落ちる目を伏せた。
黒い土手の腹に、私の姿がカンテラの光の影になって大きく映っている。
私はその影を眺めながら、長い間泣いていた。
それから土手を後にして、暗い畑の道へ帰って来た。



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