内容は「アリとキリギリス」に似ており、とてもわかりやすいです。
得体の知れない「大ナマズ」が来るぞ!と皆で大騒ぎになり・・というおはなし。
この絵本の素晴らしいところは著者が『山王三・四丁目自治会』であるということ。
自治会が「自分たちの町は自分たちで守ろう」と自主防災組織を作り、その活動の中で生まれた絵本です。
子どもに言葉で防災について教えるのは難しい部分があるので、その手助けになると思います。
それから、こちらの絵本。

コマヤスカン『新幹線のたび』
この絵本は九州新幹線全線開通に合わせて出版された本なのですが、それが震災時期と重なったこともあり色々感じることがありました。
はるかちゃんとお父さんが新青森駅から新幹線に乗り、鹿児島のおじいちゃんの家に行くおはなし。
日本の地形が細かく描かれており、「日本って美しいなぁ」と素直にそう思えました。
その時期に「飛び出せ!三重の絵本作家たち展」という展覧会にコマヤさんのブースもあり、この絵本の下絵塗り絵が無料で置いてあったため、子ども達と楽しく塗りました。
色を少しずつ加えていくと、絵本で感じた以上に海岸線や山の起伏が良くわかり面白かったです。
復興を簡単に語ることは出来ませんが、間違いなく日本は美しい。
良き未来になること願い、子ども達に読んでもらいたいです。

新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~ (講談社の創作絵本)
- 作者: コマヤスカン
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/19
- メディア: ハードカバー
- クリック: 47回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
**
今週のお題特別編「素敵な絵本」