バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

記念日と思えばそれが記念日

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一般的に言う「記念日」と言うものにあまり執着がない。

 

一応、結婚しているので「結婚記念日」という認知度の高い記念日があるのだがそれさえもけっこう忘れていたりする。

入籍したのは3月だったのだが、特にその日に思い入れがあるとかではなくお互いに都合の良い日がその日だったからと言う理由だけ。「色々簡単に済ませてしまいたいね」と言う思いからグアムで挙式してきたのが5月。そこで終わりたかったのに「やっぱり親族を呼んでちゃんとやらないと困る」と義父が言ったため披露宴ぽいことしたのが6月。

もうどれが記念日なんだかもわからない。

毎年5月になると息子に「お母さん達の結婚記念日ってもうすぐなの?」と聞かれる。なぜこの質問をするのだろう?と思っていると「〇〇(義母)に聞いた」と言う。どうやら義母は私達の挙式した日を忘れずに覚えているらしい。「そんなのよく覚えているな!」と心の中でツッコミを入れながら「でも名字が変わったのは3月だからさ~」と息子に説明する。そんな平穏な日の方がよっぽど記念になりそうだ。

 

先日、部屋の片づけをしていたら息子が産まれた後につけていた育児日記が出てきた。産院でもらった森永乳業「はぐくみ」のキャラクターが表紙に書いてあるノートサイズの育児日記。1日のタイムスケジュールが書けるようになっていて、授乳時間や排便の管理にとても役立った。

その頃の私は周りに出産経験をした友達が1人もいなかったので、母に聞くか自分で本やインターネットなどから情報収集するしかなかった。

「生後2か月を過ぎればある程度まとめて寝てくれるようになります」

その言葉をみてなかなか寝てくれない息子を抱っこしながら、「よし、とりあえずココが目標!」と思い、眠い目をこすりなんとか毎日を過ごしていた。その生後2か月になっても3か月になっても半年になっても息子はあんまり寝なかった。

育児書はすべての子に当てはまる訳ではないとわかっていたけれど、一体私が3時間以上まとめて眠れるのはいつになるのだろう?と思ったらなんだか泣けてきた。

そんな毎日の記録がその育児日記には書いてあった。走り書きで「今日は2時間起きなかった♪」と喜びながら書いているのを見ると、そうだったなぁと思いだす。

あの頃は「3時間まとめて寝てくれた」「1日中ご機嫌で過ごしてくれた」「驚異的な速さのほふく前進で部屋中を動き回った」そんな些細なことの全てが記念日だった。

私にとっての「記念日」は非日常ではなく、日常の中で輝いてこそのモノであるから、一般的に言う「記念日」には執着がないのかも知れない。

 

 

そんな今日は「息子も娘も心から笑えた記念日」だった。