皆様、こんにちは。
今回はよつばさんよりリクエストを頂いた「私の好きなねこの絵本」をご紹介させて頂きます。
ねこを題材にした絵本は何百冊もあり、とてもじゃないけどまとめられないので、えこセレクトでお送りしますの。ウフフ☆
あれが入ってない、これが入ってない、もちろんあると思いますけど、「へぇ〜、えこさんってこんなのが好きなのね」なんて思って頂ければ嬉しいです。
ちなみによつばさんは白黒がはっきりとしたねこさんです。清々しく根が優しいのがたまらんのです。私はこれからアメとムチの使い分けをはよつばさんから学ぶことに致します…!
そんなよつばさんのブログはこちら。
よつばブログ。 | 「よつばのクローバーみつけると幸せになれるんだよね?」「...まあね、そんな感じ。」
では、「私の好きなねこの絵本」、どうぞー。
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『わたしはあかねこ』
しろねこかあさんとくろねことうさんの間に5匹の猫が産まれたのですが、1匹だけ母さんとも父さんともきょうだいとも似ていない真っ赤な赤い猫だったのです。
あかねこは自分の赤い色をとっても気に入っていたのに、母さんは白くしようとミルクをたくさん飲ませ、父さんは黒くしようと黒い魚をいっぱい食べるように言いました。父さんも母さんもみんな大好きだけれど、あかねこの自分らしさである「あかいいろ」を誰もわかってくれず、あかねこは悲しくなり家を出ることにしました…。
自分らしさを大事にしたあかねこ。みんなと違う自分を「これが私」と受け入れているあかねこに芯の強さを感じずにはいられませんでした。悲しく寂しいこともあるけれど、自分を尊重してくれる相手に巡り会うという夢を持った絵本です。
『タンゲくん』
けがで片目のつぶれた「タンゲくん」と言う名の猫を飼うお話なのですが、絵の豪快さとちょいちょいある笑いどころが何とも言えないユニークな絵本です。
あるひ わたしたちが ばんごはんを たべていると、 いっぴきの みたこともない ねこが のっそり はいってきました。(中略) わたしの ひざのうえに すわると、 おとうさんも おかあさんも なにも いいませんでした。
こんな書き出しで始まるのですが、「おいおい、何かは言うでしょ?ご飯食べてる時に知らないネコが入ってきて娘のひざに座ったら何かは言うでしょ!」と思わずツッコんでしまいますよね。
突然やってきたタンゲくんに対する家族の距離感が絶妙で、何度でも読みたくなってしまいます。
『ハルコネコ』
妹と同じように落書きをしていてもお姉ちゃんであるハルコが怒られてばかり。。
野良猫のクロに誘われて猫の国へ行ったハルコ。そこでドーナツを食べたのですが!
『八方にらみねこ』
捨てねこだった子ねこを拾ってくれたばあさとじいさ。恩返しのつもりでおかいこ(蚕のこと)をねずみたちから守ろうとしてもちびねこのみけでは力不足。逆にねずみたちにやられる始末。
『11ぴきのねこ』
説明不要のロングセラー、馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」シリーズの1冊です。
とらねこ大将率いる11ぴきのねこはユーモア溢れていて、ずる賢いところがあっても飄々としていて憎めない。やる時はやる!それが11ぴきのねこなんです。
そのあたりがきっと人気の秘密なのでしょう。親子で読まれている方も多いと聞きます。
ぜひぜひ、シリーズ全て読んでみて下さいね。
『100まんびきのねこ』
100まんびきのねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
- 作者: ワンダ・ガアグ,いしいももこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1961/01/01
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 16回
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きれいな家でこじんまりと暮らしていたおじいさんとおばあさん。ふたりはあまり幸せではありませんでした。なぜならふたりとても寂しかったのです。おばあさんが「うちにねこがいっぴきいたねぇ」と言ったため、おじいさんはねこを探しに出かけました。ねこの丘についたおじいさん。あまりねこの多さ、可愛らしさに選ぶことが出来ません。おじいさんは100まんびきのねこを引き連れて帰ったのです。。
その後は、なんだかんだでまあるくおさまるのですが。。
『ちいさなねこ』
この表紙を見たことのある方も多いのではないでしょうか?
小さな子猫がお母さんの見ていない間に1人でお出かけをし、子どもに捕まえられそうになったり、車に轢かれそうなったり、犬に追い回されたりするお話です。
『にゃんこおうじ』
とっても愛されて大事に育てられた、わがままのにゃんこおうじ。
海に行きたいと言いだし、船に乗ったのですがその船が転覆して孤島に辿りついたにゃんこおうじ。
さて、もうわがままは通用しません。どうするの?にゃんこおうじ?
『すーちゃんとねこ』
佐野洋子さんが描かれたねこ絵本といえば「100万回生きたねこ」が一番有名だと思うのですが、あえてこちらを選びました。ええ、私が好きだからです!
木の上に引っかかったふうせんをねこちゃんが取ったのですが、すーちゃんはねこちゃんの風船を横取りしてしまいます。挙句、家に持ち帰り鍵を閉めちゃうんです。ねこちゃんは「それはぼくの風船…」とすーちゃんの家の窓を叩いたり、何周も回ったりしますがすーちゃんは知らん顔。
『ねこのチャッピー』
愛猫、チャッピーと過ごした時間の一コマ一コマが映し出された絵本です。
『ちきばんにゃー』
版画絵本です。
『こねこのぴっち』
こねこのぴっちがちょっとした冒険をするお話なのですが、この絵本の一番の魅力はハンス・フィッシャーが描くぴっちや動物達だと思います。
『あおい目のこねこ』
- 作者: エゴン・マチーセン,せたていじ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1965/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 15回
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あおい目のこねこはとにかく前向き。ちょっと残念だなと思える出来事にも「なーに、こんなこと、なんでもないや」と気にも留めません。きいろい目のねこ達に出会い、「ふつうの、いいねこは、きいろい目だまなんだよ」と言われ、自分の顔を確認しますが青い目がきれいで顔もへんてこではないと言い切れる青いめのこねこがとても素晴らしいのです。
人の価値観に流されず、自分の目で見えたモノを信じること。
あおい目のこねこのように私も自分を見失わず、前向きでいたいと思いました。
『ふたりのねこ』
野良猫の女の子「ねこ」と猫のぬいぐるみ「ニャンコ」のお話です。ねこがニャンコと一緒にニャンコの持ち主である「ぼっちゃん」を探し始めます。ニャンコは捨てられたの?ぼっちゃんはニャンコを探してくれているの?
切ない気持ちがこみ上げるビタースイートな絵本「ふたりのねこ(ヒグチユウコ)」を読みました - 日々のこと
『ねこのシジミ』
たれ目で目ヤニのついた汚いねこをしょうちゃんが拾ってきたので飼うことになりました。小さくてしじみの模様によく似てたので「シジミ」と名付けられました…。
シジミの日常を淡々と描いた絵本なのですが、大切に飼われている様が所々に感じられます。
『ヤンときいろいブルンル』
Amazonに画像がなかったのですが、こんな表紙です。
『トリッポンのこねこ』
トリッポンは飼っていた白いねこを「カエル」と名付けました。ある日、バスケットからカエルを出してあげたら、それっきりカエルが帰ってきませんでした。しばらくして、トリッポンはカエルを探しに出かけるのです…。
『だいちゃんのちびねこ』
だいちゃんは捨て猫を拾い、そのねこに「ちび」と名前をつけました。だいちゃんとちびはとっても仲良しで、食べ物もベッドも何でも半分こして過ごしていました。ところが、ちびはどんどんどんどん大きくなり、とうとう家では飼えないほどの大きさになってしまい、動物園へ引き取られてしまうのです。。
お互いが大好きで寂しい思いをするのですが、ホッと出来るラストに思わず笑顔になってしまいます。
素敵な絵本(児童書かも)なのですが、おそらく絶版です。昔っぽい味わいのある絵も魅力的なので、ぜひ見かけたら読んでみて下さい。
私事ながら、この本が好きなばかりに「だいちゃん」と言う名の友達(猫好き)が誕生日の時にプレゼントしました。ええ、ごめんなさい。私の趣味をおしつけて…!(笑)
そうそう、本日(3月8日)は偶然にもそのだいちゃんの誕生日です。おめでとうー♪ (で、この本もまた読んでねw)
『絵本「旅猫リポート」』
有川浩さんとコロボックルシリーズのイラストでお馴染みの村上勉さんがタッグを組んだこちらの本。
猫のナナが主人であるサトルと共に旅をするお話です。
サトルがナナと旅をする理由を薄々察しながら読み進めたのですが、ナナの仕草に微笑み、出会う人から垣間見れるサトルの過去に色々な思いを巡らせ、ラストが近づくほどに涙腺が緩みました。
有川さんの思うツボなのではなかろうか私!と思いながらもググッと胸を締め付けられるのはもうしょうがない。これはそんな本なのだから。泣きたきゃ泣きなさい。それも良いじゃないの。
『ちびねこ』
ちびねこはかわいい。それに尽きる!
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ってな感じで「私の好きなねこの絵本」でしたー。
冒頭にも書きましたが、ねこの絵本は本当にたくさんあるので選びきれなかった絵本もあります。(工藤ノリコさんのノラネコぐんだんとか面白いですしね )
本屋さんや図書館でご自分の好きなねこの絵本をぜひぜひ探して見て下さい。
探すのもまた違った楽しみがあり、新しい出会いがあるかも知れませんよ♪