じっとしていても汗がだらだら流れてくるような、夏の日の午後。
汗をふきふきしながらやってきたのは、(先日ちょこっと書いた)息子に興味を持って下さった番組ディレクターさん(以下、Dさん)でした。
東京から遥々、このような田舎へ来て下さっただけでもうなんかすみませんって感じでした。
東京土産の定番「東京ばな奈」も頂いたのでもうお腹いっぱいですっ!
でもまあ、せっかく息子と話をしに来て下さった訳ですから、そこはきちんと遂行しなければなりません。家へ上がって頂き、ご挨拶をするとDさんはバッグからカメラを取り出し、回しながら話を始めました。おそらく、持ち帰ってどうするか検討するのでしょう。息子への質問は軽いものから知識を問うかなりマニアックなものへ移り変わり、私はまったく何を言っているのかわかりませんでした。というか、息子がエレベーターに関してけっこう知識があること今更ながらに気づいた次第であります。
途中、邪魔にならない程度に息子へ助け船を出していた私は、「人と話をする」という行為自体が楽しくなってしまい、どうでもいい話をたくさんDさんへ投げてしまいました。
日常の中で、仕事や近所、家族と話をする機会はもちろんあるんですけど、ちょっと面白い話題を持っていたりする方があまりいないので、「話せるなぁ。面白いなぁ」って人を見つけると話したくて話したくてたまんなくなっちゃうんです。こどもの頃はそれなりに人見知りだったはずなんですけど、この「話したい欲」が出ちゃうとまったく人見知りしないんですよね。きっとそれほど話すことに飢えているんでしょうねぇ、私。
DさんとはDさんが3日ぐらい家に帰れてない話だとか今までに仕事をした番組の話、こどものこと、なぜかビックリマンチョコの話など、本当にエレベーター、関係ねぇよ!って話をしました。
ごめんなさい。調子に乗った。荒らした。仕事の邪魔した。
様々な媒体から得られる知識はあれど、人に会い直に話す行為はそれらとは違った知識や考えを私にもたらしてくれます。人と話すって大事ですね。
私は友達になかなか会えないので、会った時にはたくさん話して色んなことを吸収しています。
それはそれで良いと思っているのですが、やはり会う回数が本当に少ないので、心のどこかに「話したい、話したい」って気持ちがいつもひそんでいるようです。
時間の許す限り、ムダ話をして笑っていたい。
この夏、私はこれを1番の目標とさせて頂きます!