バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

息子はニュース番組が好きなのです

今日のid:fktackさんの記事に娘さんがEテレよりもニュースを見たがるようになった話が書かれていたが、現在中学1年生の息子もニュースが好きだった(今も好きだが、昔ほどではない)。

息子はニュース番組の中でもNHKニュースを好んだ。余計なコーナーがなければないほどいいのだと言っていた記憶がある。中でも一番良く見たのは「ニュース845」だった。これは元々21時を就寝としていたので、20時45分から始まる「ニュース845」を観たらおやすみよという流れがあったためだ。私達はこの番組を「はしご」と呼んでいた。「はしご、始まるよー」「はしごの時間になっちゃったよ」という風に使っていたのだ。「ニュース845」は全国ニュースを放送したのち、地方ニュースへと切り替わる。地方ニュースは私の知る限り、お祭りや季節を感じさせるものが多いように思う。私の住んでいる場所だと名古屋放送局、津放送局のどちらも視聴できるため、気分によってチャンネルを変えていた。ひまわりが見ごろだとかコスモス畑が見ごろだという地方ニュースを私はぼんやり眺めながら、夜が更けていくことを感じていた。

息子は私のようにのんびりと花を眺めたかったのではなく、世間で起きているニュースを知りたがった。知識として身についてもいたので、学校の先生から時事問題をよく知っていると言われることも多かった。

数年前にあいちトリエンナーレ*1へ行った際、こども向けコーナーの一角に連想ゲームの紙が貼られていた。大きな白い紙が貼られ、最初の単語は「トリエンナーレ」で始まっており、訪れたこども達が最後に書かれた単語から連想する単語を書き足していくというものだった。私達が行ったときに最後に書かれていた単語は「TPP」で、こどもが連想するには少々聞きなれない単語だったためか、誰も連想する言葉を書けずにいた。そこで息子は「僕が書く!」といい、ペンで「太平洋」と書いたのだった。TPPが「環太平洋戦略的経済連携協定」とわかっていればなんてことのない回答なのだが、息子がTPPがなんという言葉の略かを理解しているとわかったとき、へんな笑みがこぼれてしまった。感心も少しはしたが、なんだか面白い子だなと思ったのだ。

息子は最近のニュースの中では横浜マンション問題に関心があるようで、その報道がされる時はじっくりと耳を傾け画面を眺めている。

私が、「ずいぶん、関心があるんだね」と声をかけると息子はこう言った。

 

「ここのマンション、エレベーターが東芝製なんだよね!」

 

どうやら彼にとっては『すべてのニュースはエレベーターに通ず』なのかも知れない。

今後もきっとそんなふうにニュースと関わっていくのであろう。。

 

*1:あいちトリエンナーレのレポはアートカテゴリに入ってます