みなさん、こんにちは。
寒さを感じるような季節になってきましたね。
さて。以前にこのような記事を書きました。
たくさんの方に読んで頂けたようでとても嬉しかったです。
それ以後、息子とまた調査が出来たらいいねと話していたのですが・・・今回、2回目の調査が実現致しました!
今回は「名古屋市営地下鉄名城線ホームに設置されているエレベーターをすべて調べてきました!」でお送りしたいと思います。
名城線は全部で28駅ある環状の路線です。
今回、調査するにあたり、以下のようなルールを設けました。
・金山駅をスタート地点とし、右回りに進んでいくこと
・右回り、左回りが違うプラットホームだった場合、どちらのエレベーターも調べること
名城線は運転方向の案内に山手線のような「内回り・外回り」ではなく「右回り・左回り」という表現を使っています。
右回りはClockwise。つまり時計回りに進んで行きます。
写真は前回同様、すべて息子が撮影しているのですが、気持ちが昂り過ぎてブレているものもありました。そのあたりは大目に見てやって下さい。
また、エレベーターの説明文もほぼ息子が書いたものになります。(私は少しだけ修正しました)
では、金山駅からスタートです!
「金山」
<右回り>
メーカー:日立
機種:アーバンエース
アーバンエースはインジケータ(表示のところ)がドットか液晶が多いのですが、これはどちらでもなく駅で多いタイプです。
<左回り・名港線>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「東別院」
<右回り>
メーカー:三菱
機種:アクシーズ
アクシーズはインジケータ(表示のところ)がドットか液晶が多いの(通常はは2枚目の写真の右上の↓の下)ですが、これはどちらでもなく駅で多いタイプです。またアクシーズは乗場のボタンが反っています。(妙音通駅の写真がわかりやすいで、そちらで確認して下さい)
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「上前津」
<右回り>
メーカー:東芝
機種:スペーセル
スペーセルはインジケータ(表示のところ)がドットであることが多いのですが、これはどちらでもなく駅で多いタイプです。また、ボタンは標準タイプは凹凸がありませんが、このエレベーターは凹凸しています。
<左回り・鶴舞線>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「矢場町」
<右回り>
メーカー:三菱
機種:駅舎用エレベーター
普通の駅舎用ですが、「ひらく」や「とじる」とかかれています。これは最近の名古屋市営地下鉄の三菱に多いタイプです。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します。
「栄」
<右回り>
<左回り>
メーカー:日立
機種:ビルエースプリード
ビルエースプリードはインジケータはアナログが標準ですがこちらは駅に多いタイプです。
また、左回りは防犯窓が丸い形状で、珍しいタイプとなっています。
「久屋大通」
<右回り 北改札口行>
メーカー:三菱
機種:エレパックアイ
このエレベーターはおそらく後付けタイプです。
メーカー:オーチス
機種:スペック60
このエレベーターは前は古いアナウンスでしたが最近更新されたようで、新しくなっていました。
<左回り>
左回りホームに3基あり、すべて右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「市役所」
<右回り・左回り>
メーカー:三菱
機種:駅舎用エレベーター
矢場町駅と同じようなタイプです。
「名城公園」
<右回り・左回り>
メーカー:東芝
機種:エレメイトセレブラム
エレメイトセレブラムはインジケータ(表示のところ)がアナログタイプが多いのですが、これはどちらでもなく駅で多いタイプです。
「黒川」
<右回り・左回り>
メーカー:三菱
機種:グランディ
グランディはインジケータ(表示のところ)がドットが多いの(1枚目の写真の右上に表示)ですが、これはどちらでもなく駅で多いタイプです。
「志賀本通」
<右回り>
メーカー:三菱
機種:エレパックアイ
標準タイプのエレパックアイです。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「平安通」
<右回り>
メーカー:三菱
機種:アクシーズ
標準タイプのアクシーズです。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「大曽根」
<右回り・左回り>
メーカー:三菱
機種:エレパックアイ
よくあるエレパックアイですが、ボタンが「開・閉」と漢字表記になっています。
「ナゴヤドーム前 矢田」
<右回り・左回り>
メーカー:三菱
機種:エレパック
開閉ボタンが漢字表記であることとボタンの矢印が珍しいです。
「砂田橋」
<右回り>
メーカー:日立
機種:ビルエースプリード
この機種の乗り場ボタンは↑や↓が多いのですがここは▲や▼です。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「茶屋ヶ坂」
<右回り>
メーカー:フジテック
機種:エシードe2
フジテックの標準タイプは開閉ボタン以外のボタンを押すと「ピッッ」と音がしますが駅にあるタイプは開閉ボタンを押しても「ピッッ」と音が鳴ります。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「自由ヶ丘」
<右回り>
メーカー:東芝
機種:スペーセル
上前津駅同様、ボタンが珍しいです。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「本山」
<右回り・左回り>
メーカー:オーチス
機種:スペックレボ
標準タイプのスペックレボです。
「名古屋大学」
<右回り・左回り>
メーカー:三菱
機種:エレパックアイ
音声案内の「ドア閉まります」「ドア開きます」が珍しいです。
(エレベーターの音声は圧倒的に「ドアが閉まります」が多いのですが、こちらのようなエレベーターが稀にあるようです。音声も気にしながらエレベーターに乗ってみて下さい)
「八事日赤」
<右回り>
メーカー:フジテック
機種:エシードe2
フジテックの標準タイプは開閉ボタン以外のボタンを押すと「ピッッ」と音がしますが駅にあるタイプは開閉ボタンを押しても「ピッッ」と音が鳴ります。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「八事」
<右回り 鶴舞線ホーム行>
<右回り 北改札口行>
メーカー:東芝
機種:スペーセル
上前津駅同様、ボタンが珍しいです。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「総合リハビリセンター」
<右回り・左回り>
メーカー:シンドラー
機種:neu(ノイ)
このエレベーターは三菱のアクシーズのOEMである「neu」という機種です。neuはボタンが丸いのが特徴です。また、名古屋大学駅同様「ドア閉まります」というアナウンスになっています。
「瑞穂運動場東」
<右回り・左回り>
メーカー:オーチス
機種:スペックレボ
本山と同じようなタイプです。
「新瑞橋」
<右回り・左回り>
メーカー:三菱
機種:エレペットアドバンスV
この機種では「開・閉」というボタン表記は多く見られます。
また、駅で開延長ボタンがあるのは珍しいです。
「妙音通」
<右回り>
メーカー:三菱
機種:アクシーズ
アクシーズは乗場のボタンが反っているのが標準になっています。
<左回り>
メーカー:日本エレベーター製造
機種:SC309
名城線で唯一のスクリュー式エレベーターです。
スクリュー式エレベーターは音がうるさいのが特徴なのですが、安心して乗ってもらえるよう説明書きが籠内に貼ってありました。
「堀田」
<右回り・左回り>
メーカー:フジテック
機種:エシードe2
越谷レイクタウンのmoriにあるような大型ボタンですが、閉じるボタンのみ小型です。
「伝馬町」
<右回り>
メーカー:東芝
機種:スペーセルEX
これといった特徴がありません。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「神宮西」
<右回り>
メーカー:東芝
機種:スペーセル
上前津駅と同様、ボタンが凸凹しているタイプです。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
「西高蔵」
<右回り>
メーカー:三菱
機種:アクシーズ
東別院駅同様、乗り場のボタンが珍しいです。
<左回り>
右回りと同じタイプのエレベーターでしたので、説明は省略します
***
「番外」
エレベーター調査をしていて気になったモノです。
‰の標識
志賀本通駅に「2‰」と書かれた標識が貼ってありました。
‰(パーミル)は勾配を表す単位で、鉄道も好きな息子は知っていましたが「駅に標識が貼ってあるのは初めて見た!」と言っておりました。
名城線、平安通駅と上飯田駅を結ぶ上飯田線にも乗ってきました。
上飯田線は平安通と上飯田間の1駅間しかありません。全長わずか0.8kmしかなく、日本で距離が最も短い地下鉄路線となっています。
せっかくなので、上飯田駅のエレベーターにも乗ってきました。
メーカー:三菱
機種:エレパックアイ
標準タイプのエレパックアイです。
栄駅の簡易エレベーター
栄駅、中改札口付近に段差解消用の簡易エレベーターがあります。
2m弱ぐらいを昇降するのですが、スロープを作るスペースがなかったためにこのエレベーターがあるのではないかと思われます。
メーカーは日本車輌ではないかと言われていますが定かではありません。
動画がありましたので、興味のある方はご覧ください。
***
以上、今回もなんとかやり遂げました。
名城線に設置されていたエレベーターは全部で50基でした。
内訳は三菱19基、東芝12基、日立6基、オーチス6基、フジテック5基、シンドラー1基、日本エレベーター製造1基となります。
エレベーターが設置されていない駅はありませんでした。
前回、山手線調査をした際に駅舎用エレベーターが多かったため、駅での調査は避けようと思っておりました。ですが、「名古屋市営地下鉄は駅舎用エレベーターが少なかったと思う」との息子の言葉を受けて今回調べてみた結果、駅舎用エレベーターが少なく様々な種類のエレベーターを紹介出来たのでホッとしました。
息子は「次は何を調べよう〜」とすでに先を見ているようですので、また機会がありましたら記事を書きたいと思っております!
※追記
コメント欄にてY.H様よりエレベーターの機種等の間違いを指摘して頂きましたので訂正致しました。今まで、エレベーターに関する指摘をして下さった方がいらっしゃらなかったので、息子と「勉強になるね。助かったね」と話しております。
ご丁寧にありがとうございました。