バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

もしも言葉が星よりも数えきれないほどあるなら

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時々、私は自己嫌悪の波に飲み込まれる。

ぶくぶく、わおわお、なんじゃい、ここは!

叫んでもがいて、ちょこっと水が口に入ったりしながらも、なんとかびしょ濡れのまま岸に上がって一息つく。

そして遠くを見つめる。

広大な黒い海は延々とどこまでも続いているわけではなく、きっとどこかで途切れているのだろうと思う。子どもの頃に海の先の先が滝になっている絵を見たけれど、ちょうどあんな感じに、滝つぼがあってばしゃーっときれいさっぱり流れて終わり!みたいになっているんじゃないかと思う。

そんなことを思い浮かべていたら頬が少しだけ緩んだ。

さて、亀の歩みでいきましょうかね。

 

***

人にモノを頼むのが得意ではない。

私なんかがお願いしちゃって良いのだろうかといつも思ってしまう。

お願いしたばかりに気分を悪くされたら嫌だし、陰で悪く言われるのもなぁなどと考えているうちに、自分でしてしまおう!という結論に至る。

最近、やっと、少しだけモノを頼むということができるようになってきた。私が苦手でもあの人は得意なのだから頼んだ方が効率も良いし、お互いに気持ちよくなれるのだとわかってきた。代わりにあの人が苦手なものは私がやればいい。

それだけのことだった。

でも、お願いするばかりになるのはやはり苦手だ。何もかもお返しが必要だとは思わないけれど、手を貸せることは少ないかも知れないけれど、「ありがとう」とにこやかに自然に言えるようにはなろうと思う。

 

もしも言葉が星よりも数え切れないほどあるなら

伝えられるかも知れないけど

そんな大切なものではないと思う

 

ふと、ある曲の歌詞が頭に浮かんだ。

数え切れないほどの言葉があるとして、巧みに使いこなせたとしてもそれは平たい言葉であってどれほど伝わるかわからないんじゃないかと思う。

伝えられる人、話す相手が耳を傾けないかぎり言葉がカタチになって動いていかないような気がする。

正面を向き合ってないと声は響かない。

 

とか思うと、ちょっとずつ寂しくなるので、そこで、必殺アイテムを取り出しましょう。じゃじゃーん。糸電話。

向き合ってなくても声が届く。

けど、これも紙コップを耳に当ててくれないと届かないから。

 

まずはそこからはじめましょ。

  

 

そんなときなんていう? (岩波の子どもの本)

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