いつのまにか8月も終盤にさしかかっておりますが、皆様いかがお過ごしですか?
今年の夏はお天気が不安定だったので、予定通り事が進まなかったこともあるのではないかと思います。
さてさて。
ゆったりまったり更新しているこちらのブログですが、時々テレビ番組からの問い合わせをもらいます。今までに5回ほどでしょうか。大抵は、地方住まいなことがネックとなり話がなくなってしまうのですが、ただブログをやっているだけでそういった話が舞い込んでくるのは面白いなぁと常々思っています。話が流れてしまっても、番組担当者や構成作家の方とメールや電話でお話しをするのはわりと楽しくて、それだけで満足してたりします。だって、テレビ出演が目的でブログをやっているわけではないのですから。
今夏も1通のメールが私のところへ届きました。
先に言っておますが、なくなった話なので「へぇ~そんなとこからオファーが!」みたいに思って読んで下さい。
今までの問い合わせはほとんどが東京のテレビ番組だったのですが、今回は大阪のテレビ番組の構成作家のAさんから頂きました。細かい内容は記されておらず、笑って頂けるような相談だと書いてありました。
なにこれ?怪しい!!と思いましたが、本文中に「このメールが怪しいな~と思われる場合は詳しい事をご説明します」と記載がありました。
とりあえず、私はこの構成作家が実在するのかググりました。ええ、オファーがあると毎回ググっているのです。実在すれば大抵何かの番組を携わった形跡がでるのです。ググれるって便利ですね。本当に便利な世の中です。で、ググった結果、実在はしておりました。ただ、メールをくれたのが本当にその人なのかはまだ怪しいところです。私は当たり障りのない返信メールを書きました。
「メールを下さりありがとうございます。(中略)少々「何か怪しいな~」感が拭えませんので内容をお聞かせ頂けると幸いです。」
Aさんはすぐにメールを下さいました。そこに書かれた内容を見て驚きとともに思わず笑ってしまいました。あー確かに笑える内容だわー!と思ったのです。
Aさんが担当されている番組は私も知っている探偵さんが出てくる番組でした。内容としては「エレベーター好きの少年がネットの波に乗り漂っていたら、バンビのあくびというブログに行き着き、どうやらこのブログ主の息子さん、僕と同じでエレベーター好きらしいぞ?気になるぞ?会いたいぞ!!探偵さんぜひ探して下さい!!!!」ってことだったのです。
なにこれ?面白いやん。
私はAさんに電話をしてもう少し詳しく聞いてみることにしました。
「もしもし、メールを頂きましたバンビのあくびというブログをやっているえこと申しますが……」
「あー、どうもどうも、ご連絡ありがとうございます。いやぁ、怪しかったでしょ?怪しかったですよね?僕があのメールをもらっても怪しいと思いますわー!!がははは」
緊張して恐る恐る話し始めた私とは対照的に、Aさんはこれぞ、大阪!感丸出しの口調で話し始めたのです。内容よりもその口調が面白くてにやにやしながら聞いてました。その後、息子と電話を替わってほしいと言われたので、息子とも話をしていました。
「採用になるかはわからないけれど、とりあえず息子がエレベーターについて話している1分程度の動画をもらえないか」と言われ、私と息子はスマホで動画を撮ることになりました。
「ねぇ、お母さん、どうせ撮るならちょっと面白い方がいいよね?」
「まあ、採用になるかあんまり期待してないから、こっちも楽しい方がいいんじゃない?」
「そしたら、僕、アレにするわ」
息子はしばらくYouTubeを眺めたあと、愛読書「エレベスト」を手にし、私にスマホで撮影するように言いました。話始めた息子を見て、笑いました。だって、息子が松居一代そっくりに話始めたのですから!わわっ、そこいくんだー、そこを拾うんだー、確かに時事ネタだけどもー、私の心の中はてんやわんやです。けれど、息子本人が楽しんでやっているのを見て、それが一番良いんじゃないかと思いました。息子は動画を自分で編集し、番組担当者へ送りました。すぐに番組担当者から連絡がきたのですが、動画の編集も内容もすべて息子が考えたと言ったら笑っていました。担当者さんが笑ってくれただけで嬉しかったです。
話は撮影する場合の日取りまでだいたい決まっていたのですが、場所とかいろんな面で折り合いがつかなかったと見えて立ち消えていきました。
わりと話が進んでいたので残念でしたが、テレビはそういうものと私も息子も思っていたのでそこまでのガッカリ感はなかったです。
あえて言うとすれば、テレビでなくともその子と会って見たかったです。
まあ、でも、できれば探偵さんに探してもらいたかったなぁ!
***
テレビは話が進まないことが多いし、思ってたのと違うことも多いのではないかなぁ。
とあるアラ子さんの体験談も興味深かったです。
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