バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

きらきらぱらぱら

中学校で三者面談があった。

二学期の成績の話をしてから受験予定の高校の確認後、会議室で生徒本人が願書を書く段取りとなっていた。二学期の成績については相変わらず定期テストよりも実力テストの方が断然よくて私に似ているなぁと思った。担任の女性教師も「私も実力テストの方が良かったんです」と言い出し、まあ、実力テストが良ければ本番勝負の時に強いからいいかーなんてお気楽な空気で終わっていった。担任の鍵にシイタケのマスコットがついており「かわいいですね。わたし、きのこが好きなんですよ」と話したことからきのこ話になり、担任はヤコウタケに興味を持たれたので栽培することをすすめた。この時期の三者面談はもっと張りつめた空気になるかと思っていたけれど、そうでもなくて気持ちがラクだった。

会議室へ移動し、息子が願書を書き始めた。事前に下書きを書かされており、それを見ながら進めていた。私は本を読んでいた。ふと、周りを見ると、生徒本人が書く願書なのに色々と口出しをしている保護者がいたり、生徒が親に書き方の相談をしたりする姿も目に入ってきた。息子は時々、周りにいる先生に質問しながらも私に話をすることもなくスムーズに願書を書き終えていた。書き上げたものを先生にチェックしてもらい、受験料を振りこむ学校の用紙を「お願いします」と私にくれた。「いつまでにすればいい?」知ってはいたけれど、息子が説明を受けていたのであらためて確認をした。

受験をするのは息子であるのだから、息子主体で動くことに意味があると私は思っている。今日の様子を見る限り、自分で考え行動できていたので安心した。

担任が言っていた。「なにかあると、すぐに助けてくれるから頼りになるんです」と。

周りに流されることなく自分の判断で物事を進めていく力、流されることはないけれど周りの人を気にかける優しさ、息子はこのふたつを持っていると思っている。たとえ、整理整頓が苦手で忘れ物があったとしても、それすらかすむぐらいの強さが私には眩しくみえる。

 

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おみやげでもらったラスクを食べた。

林明子原画展で販売されている「はじめてのミルクラスク」はかじるとミルクの風味が口いっぱいに広がった。甘くて美味しかった。

周りについているグラニュー糖がぱらぱら落ちて光っているのを眺めながら、この先もきらきらした日が続けばいいなと思った。

 

 

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

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