昨年最後に頂いたプレゼントは『KISS』という絵本だった。
この絵本があまりにも素敵で、頂いてから何度も開いたり閉じたりを繰り返している。
『KISS』を知ったきっかけは6次元のナカムラクニオさんのツイートであった。
河出書房の田中さんが教えてくれた『KISS』という絵本。コデックス装で真ん中から開くといろいろな動物同士がキスをしてしまう、というシンプルな構造。無限に組み合わせがあるので、ずっと終わらない物語。なんかジワジワ平和のメッセージが伝わる。 pic.twitter.com/w7r6GaKybs
— ナカムラクニオ(6次元) (@6jigen) 2017年9月5日
見た瞬間「素敵!」と思ったが、調べてみると日本未発売(6次元と誠光社で数冊は販売されたらしい)の絵本で入手するのが難しそうであったため私はしばらく忘れかけていた。だが、友人はその話を覚えていてくれたようで、どういう風に手に入れたかは知らぬが私の手元に届いたのである。嬉しかった。とっても嬉しかった。その気持ちと同じくらい読んでいて嬉しくなるような絵本だった。
『KISS』に文字はひとつもない。様々な動物同士がページをひらくことでキスをする。
ヘビとカエルだってキスをする。
自分で組み合わせを考えて遊ぶこともできるし、「普通」であるならあり得ない組み合わせを作るのも楽しい。みんな生きている。
表紙が黒の箔押しで触り心地もよく、特別感溢れる絵本だと思った。
『KISS』はSunkyung Cho作で韓国の「somebooks」より出版されている。
どこかで見かけることがあったら是非手に取ってもらいたい。
きっと何かを感じることができると思う。
この本を私にプレゼントしてくれた友人へ伝えたい。
ずっと大切にします、と。