バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

自分勝手

昨日、娘とお祭りへ行った。とても賑やかで美味しいものをたくさん食べて楽しかった。娘は一緒に歩くときに手を繋ぎたがるのだが、最近は指つなぎをしている。

娘の人差し指と私の小指をからめて歩く。

時々、ぶんぶん振って歩く。

恥ずかしいことなんてまったくない。

これは私と娘の会話でもあるのだから。

しばらくの間、たくさんのことを制限された。自ら選んでやらないことと、制限をされることはまったく違う。自由をひとつ取り戻すたび、嬉しいのと同時に寂しさと悲しさがやってきて何とも言えない気持ちになる。この感情を言葉にするのは難しい。

ただ言えることは、これから私は本当の自由がなにかを探し、ずっと自身に問うのだと思う。

抑圧と支配の先に幸せが待っていることなどないのだ。

 

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久しぶりにシェル・シルヴァスタインの「おおきな木」を読んだ。本田錦一郎村上春樹が訳したものを持っているのだが、私は本田錦一郎が訳したものが好きでこちらの方が多く読んでいると思う。

愛とはなにか。

先日、考える機会を与えられたのだが、よくわからなくなってしまった。だが、私が子どもの頃に「愛とはなにか」漠然と感じられたのはこの絵本であったと思う。愛とは与えることであるが、そこに犠牲の行為を伴ってはならないと書かれたあとがきが強く印象に残っていた。誰かを愛するとき、いつも見返りを求めないことにしていた。私がそうしたいからするのであって、相手の反応をそれほど期待していなかった。

繰り返していたら、友人に慈愛に満ちた人だと言われたことがあって、さすがにそれはないなと思った。

相手に期待しないのは自らを守ることでもある。期待をして叶わなかったときの失望が辛すぎるのだ。

だから結局、私は自分が大事でとても自分勝手なのだと思う。

 

 

それならそれで開き直ってもう少しわがままに生きてみてもいいかなって最近は思っている。

 

 

おおきな木

おおきな木

 

 

おおきな木

おおきな木