ふと気がついた。家にあるカレンダーのひとつが1月のままであることを。どんな気持ちでどんなかたちで生きたとしても時間は過ぎていく。
過去に置き去りにされたカレンダーが気の毒になって慌ててめくった。
2月があらわれた。
心と行動が一致せず、もやもやすることもあるし、弱気にもなるけれど、私は私を信じているので大丈夫です。
心配してくれたひと、ありがとう。
こどもの本の店、メリーゴーランドへ行ったら、可愛いバッグと目があった。これは完全に目が合っちゃった、どうしようかな、と一緒にいた娘に話したら「連れて帰ろう」と言われたので連れて帰って来た。
りすが描かれたミニバッグ。ほっぺたを膨らませているのだから、冬ごもり前なのだろう。楽しいときを前にしてせっせっとたべものを集めるりすを想った。
私も今は「せっせっとたべものを集めるとき」かもしれない。
生きるのが不器用って言われるし、本当にそうだと思うけれど、暗闇の中を手探りしてでも何かはつかむ気持ちは忘れていないのよ。
「アウシュヴィッツのタトゥー係」を読んだ。実話を元にしたフィクションとのことだが、非人道的扱いの描写が続き、生きることとは何なのかを考えた。重い内容ながら、読みやすかったため、一気に読んでしまった。
生きることは運も味方すること。それならば、今生きているだけで運が良いのではないだろうか。そう考えるのは楽天的すぎると思われても別にかまわない。
また、一喜一憂しながらゆっくりと呼吸していようと思う。