娘の夏用制服が出来上がったので取りに行った。
冬用のスカートが思ったより長く、それを着用した娘の様子が芳しくなかったことを踏まえ、今回は試着させてもらうことにした。夏用の制服はそこまで長くはなく、娘も「この長さのままでいいです」と伝えていた。
「じゃあ、スカート脱いじゃってね」
私が試着室にいる娘に伝えたら、娘はカーテンも閉めずにスカートを脱ぎ出し、長さを計ろうとしていた年配の男性店員が一瞬目をそらしていた。私もまて、まて、などと思っていたが、スカートを脱いだ娘は下にショートパンツをちゃんと履いていた。
わ、わかるけども!配慮!周りへの配慮!
あとから娘にはそのことを伝えたのは言うまでもない。
「冬用のスカートは後日、丈を直しますからお持ちください」
親切にもそう言って下さった。
まだ、3回しか着用していない冬用制服からもうすぐ夏用に切り替わる。今年はそういう年なのだ。
勉強のことなど不安はつきないけれど、それよりも楽しく笑って学校へ通える日々が続けば良いと願う。こんなときでなくとも、笑って学校へ行けない子もいる事実を受け止め、私がサポートできることを考えたい。
娘も息子も家の中で過ごすことが苦手ではないけれど、さすがにこれだけ外出を控えろと言われるとフラストレーションが溜まり、ぶつかり合うことも多かった。主に、部屋の陣取りなのだが、部屋を優先的に使ってよいこと(この場合は勉強したいが最上位)を決めてからはわりとラクになった。部屋をもう少し整理し、それぞれの部屋を設けられれば良いのだけれど、今年は中途半端な気持ちで学年が変わったため、昨年度の教科書や諸々のモノを処分するわけにもいかず、それらが場所を取っている現状もある。
学校が再開したら、そのあたりも考えよう。
それからイスを買おう。
どの部屋でも勉強やちょっとしたことができるようにイスを買いたい。
生活に必要な最低限の家具で過ごした1年。そこから、より快適に過ごせる空間を作っていく。
振り返らずに今を大事にしていきたい。