バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20200522

こどもの頃、同居していた祖母のところに近所の方が遊びにくることがあった。おせんべいや漬物などがお茶うけとしてテーブルに並べられ、誰々さんは最近どうしてるなどの世間話をしていることが多かった。

近所の方が帰られたあと、私はテーブルの上に残ったお菓子を食べていた。雪の宿、動物ヨーチ、それからゼリーのまわりにざらざらしたお砂糖がついた長方形のお菓子。

唯一、しょうが糖だけは苦手だったので手を出すことはなかった。

名前もよくわからないけれど、味は覚えているお菓子はたくさんある。

 

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スーパーで「花つみ」という寒天ゼリーを見つけた。3年前に購入したことがあるのだが、そのスーパーには、もう、置いておらず、最近違うスーパー発見した。

昔食べたざらざらした砂糖がついたゼリーをもう少し小さくしたようなかたち。色がきれいでころころしているのがかわいい。味はおそらく誰もが想像できる甘味。

なんとなく、シンプルであることの潔さと美しさを感じた。

 

今朝。

車を運転しているときに、不意に頭がぱあっと晴れやかになる一瞬があった。これは感覚でしかないので、何を言ってるんだ?と思われるかもしれないけれど、ワントーン景色が明るくなったのだ。

ずっと、気持ちを落とさないように笑い続けているのだけど、その笑いがニセモノっぽく思えるくらい、一瞬だけあたたかいものに包まれた感覚があった。

出口は近いのかもしれない。

だって、長いトンネルを走っていると、前方に光が見えたとき安心するじゃない。

そんな安心感が徐々に広がって、私をのみ込んでくれると思うのだ。