ミシン目が入っているチョコチップクッキーの箱を開けようとした。
そんなに力をいれていなかったのに、ミシン目を大きく外れた場所がビリビリと破れて開いた。
わざわざ開けやすいようにつけられたミシン目をまったく活用できなかった。
往々にしてそういうことはある。
用意されたものを活用できずに私は違うことを思っている。
そのまま受けとれば、すんなり進むことをわざわざ違うように受け取ったりする。
相手の思うツボになってたまるか!みたいな気持ちより、自分で選びたいのだと思う。
破れた箱のすきまからチョコチップクッキーをむりやり取り出す。
いつも感じる甘味より苦味が強く感じた。